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本当は怖い家庭の医学:眠れなくて精神生理性不眠症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:眠れなくて精神生理性不眠症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は退職した元サラリーマン。サラリーマン時代は仕事のストレスで眠れなかったので、退職してからは思い切り寝てやろう、と考えた。が、22時に寝床に入るものの、なかなか寝付けない。夜中も2回くらい目が覚めてしまう。昼寝が悪いのか、運動不足が悪いのか、と思って自分なりに対処してみたが、寝付けの悪さは悪化する一方。ある日、テレビで睡眠外来を紹介していた。直ちにそこを訪れると、ある装置を渡され、1週間肌身離さず持っているよう命じられた。言われた通りにした結果、病名が判明……

精神生理性不眠症だった

 精神生理性不眠症とは、不安やストレスなどがきっかけとなって一度眠れない体験をした人が、「また眠れなくなるのでは」という恐怖によって、さらなる不眠状態に陥ってしまう病。今回の患者の場合、現役サラリーマンだった頃、仕事のストレスから、なかなか寝付けないという夜を経験。それが、「また眠れなくなることへの恐怖」を呼び寄せ、慢性的な不眠状態に陥ってしまった。退職後も寝付きの悪い状態が続いたのは、仕事のストレスこそ消えても、「不眠への恐怖」が残っていたから。1日の活動量を計測する行動計を今回の患者に付けたところ、眠りについてからも常に小さく体が動いていることが判明。一晩を通して熟睡できず、「睡眠の質」が極めて悪い状態が続いていた。今回の患者は60代。一般的な60代が必要とされる睡眠時間は、およそ6時間。午前1時に就寝し、朝7時に起きれば、充分に睡眠が取れる。ところが、今回の患者は、たっぷり寝ようと、3時間も早い夜10時に就寝。当然のことながら直ぐ眠れず、3時間にわたって「眠れない」という恐怖にさらされた。更に、朝2時間も余分に寝たのも逆効果。無駄に床にいることで、ますます睡眠の質を低下させてしまった。このような「寝過ぎ」は、決して特殊なものではなく、高齢者になるほど、無駄に長時間寝床にいるという結果が出ている。

 睡眠を多く取らないと免疫力が低下するというが……。
 何事もやり過ぎは良くないらしい。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:転倒で大腿骨頚部骨折 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:転倒で大腿骨頚部骨折

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は田舎に住む専業主婦。3人の子供を育てていた。午前は家事、午後は隣町へ買い物。当時はスーパーなどなく、歩いて隣町まで買い物に行っていた。しかしその後、50歳になってから運転免許を取得。どこへ行くにも自動車を利用するようになり、歩かなくなった。60歳になって子供が全員独立し、友人と旅行へ行くなど、悠々自適の生活を送るように。70歳になってからは、体力が落ち、ちょっと歩くだけで疲れるようになった。ある日、道を歩いていると、水溜りがあった。飛び越えようとしたら、足が思うように動いてくれず、転倒。腰を強く打った。病院に運ばれたところ、重症と判断された……

大腿骨頚部骨折だった

 大腿骨頚部骨折とは、脚の付け根の骨が折れてしまう病。発生件数は近年上昇している。女性での発生率は、男性の3.7倍。患者の1/5はそのまま寝たきりになるとされる。今回の患者が水溜りを飛び越えられずに転倒してしまったのは、脳のイメージと筋力の差があったから。人間は目で障害物を認識すると、脳の運動野がその障害物を乗り越えるよう筋肉に指令を出す。ただ、筋力が低下している場合、脳が大きく踏み出せと指令を出しても、筋肉が指令通りに動いてくれない。今回の場合、若い頃のイメージで脳は判断し、指令を出した。しかし筋力が低下していた為思うように足が前に出ず、そのまま転倒した。この手の脳と筋力のギャップは、年を重ねると、誰にでも存在する。ただ「自分はまだまだ元気」と思い込んでいる者ほど、ギャップは大きくなり、転倒の危険性が高くなる。



 確かに、誰でも身体がイメージ通りに動いてくれないことを経験するようになるが……。
 骨折にまで至るとは。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:旅行で肺血栓塞栓症、家にこもって熱中症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:旅行で肺血栓塞栓症、家にこもって熱中症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は友人らと共に旅行に。目的地に早く到着したかった為、途中休憩を取らずに目的地まで向かった。車での移動だったので、水分の摂取は可能な限り控えた。夜は、露天風呂の温泉に浸かった後、食事で酒を飲んだ。翌日帰路についた。途中、数時間の渋滞に巻き込まれたが、自分は車内で寝て過ごしたので、特に問題はなかった。ようやく自宅前に到着。帰宅してから翌日の夜。散歩中、胸を締め付けられるような激痛が。直ぐ収まったので、特に何もしなかった。それから数日後。呼吸困難に陥った。病院で診察を受けたところ、緊急手術になった……

肺血栓塞栓症だった

 ……自分は夫を亡くしたばかりの主婦。娘が一緒に暮らさないか、と提案。しかし、一緒に暮らすのは何卒迷惑をかけるので、娘夫婦の住まいの近くにアパートを借りて住むことにした。以前暮らしていた家より狭いが、一人暮らしなので、特に問題なかった。昔からクーラーを使わない生活をしていたので、今もそのまま。暑い時は窓を開け、外からの風を入れるようにしていた。ただし、開けられる窓は一箇所だけ。引っ越してから数週間。だるさを感じるように。暑いからか、と単純に考えた。ある日、だるさを感じたので、数時間横になった。夕飯の時間になったので、起き上がろうとすると、眩暈を感じた。それから数時間後。意識不明の状態で倒れているのを発見された……

熱中症だった

 肺血栓塞栓症pulmonary thromboembolism、PTE)とは、静脈の血流が何らかの理由で滞った時にできる血栓(血の塊)が肺の動脈にまで流され、そこで詰まることで、呼吸困難や動悸を引き起こす病。最悪の場合、突然死に至る。かってはエコノミークラス症候群とも呼ばれていた。最大の特徴は健康上の問題の無い人でも発祥すること。したがって、性別・年齢に関係なく、条件が揃えば肺血栓塞栓症を発祥する。今回の患者は旅行中、長時間にわたって車の中で座り続けたことから発祥。座っている最中に膝が座席に押し付けられ、膝下の静脈が圧迫。静脈の血流が悪くなり、脹脛付近に血が溜まった。それが血栓になり、肺にまで流され、そこで詰まってしまった。一緒に旅行に行っていた仲間が肺血栓塞栓症にならなかったのは、今回の患者と違い水分を充分に取っていたから。今回の患者は水分を取らなかった上、温泉に浸かったり(汗で水分を失う)、酒を大量に飲んだり(利尿作用がある)していた。


 三時間程度じっとしただけで肺血栓塞栓症になってしまうとは……。
 自分もかなり昔だが何時間も水分を取らずに自動車で移動したことがある。危険だった、てことか?(^~^;)

 熱中症heat stroke)とは、猛暑などによる気温の上昇から体内に溜まった熱を下げられず、体温が異常上昇し、様々な障害が出る病。最悪の場合、死に至る。特に高齢者が熱中症になり易い。なぜなら、知覚神経が衰えていて、暑さや寒さを感じ難くなってしまっているから。若い者が「暑い、寒い」と感じる場所でも、その温度を自覚せずに留まってしまう。高齢者が、最も熱中症を発症し易い場所は室内。統計上は、日差しが照り付ける外より、部屋の中の方が危険。夏は日差しの強い外より、室温の方が高くなるから。特に風通しの悪い場所は、どんどん室温が上昇し、中にいる者が熱中症を発祥し易い。

 クーラーに当たり過ぎると冷房症
 クーラーを全く利用しないと熱中症
 どちらも程々に、てことか。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:身体を冷やして冷房症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:身体を冷やして冷房症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は銀行に就職したOL。仕事は予想以上に過酷。狭い部屋での勤務で、空調が稼動すると手がどうしても冷えてしまう。今のところ送風で、冷房ではないので、問題ないと考えていたが……。夏になると空調の冷房が稼動。設定温度は28度だが、寒い。が、一歩外に出ると汗でびっしょりになるほどの猛暑。冷房稼動から数週間。倦怠感に見舞われた。頭痛も感じるように。身体が冷えたからか、と思って、帰宅後は風呂で身体を温めたが、それでも頭痛を感じた。それ以降、風邪を引き易くなり、会社も辞める羽目になった……

冷房症だった

 冷房症とは、冷房が効いた環境に長時間留まることで体温を調節する自律神経の機能が乱れる病。身体が冷えるだけでなく、頭痛、肩こり、倦怠感、そして、風邪を引き易いなどの症状が現れる。今回の患者は冷房の刺激を毎日のように受け続けた事で、自律神経の機能が乱れてしまった。最大の原因は夏の温度差。人間の自律神経は、身体を夏型や冬型など、季節に応じて変化させる役割を果たしている。夏の暑さを感じるようになると、熱を体内に閉じ込めないよう、皮膚の直ぐ下の血管を拡げ、熱を逃がし易くする。逆に冬には外の寒さに熱を奪われないよう、血管を収縮させ体温を保とうとする。ただ、身体が夏型になっていても、冷房下に長時間いると、自律神経は体温を奪われないように血管を収縮させ、冬型の身体に変えようとする。一方、夏なので、当然ながら一歩外に出れば猛暑。暑さを感じた自律神経は、再び身体を夏型に戻そうとする。これを何度も繰り返すと、自律神経は次第に今の季節が夏なのか冬なのか混乱し、機能を乱してしまう。


 工場など、温度が製品の品質に影響を与える可能性のある職場なら、そこで働く職員が多少の不便を感じる室温設定は仕方ない。
 が、銀行のように室温を自由に設定できる筈のオフィス系の職場(製品を製造している訳ではない)が、その中で働く者の健康を第一に考えないでどうする、と思ってしまう。
 こういう場合、会社を訴えられないのかね。収入源に繋がっているし、治療費だってかかっているし、何より健康を害している。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:夏バテと思ったら脳脊髄液減少症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:夏バテと思ったら脳脊髄液減少症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は夏バテするので、夏はとにかく苦手。ある夏。食欲がなかなか湧かず、夜もあまり食事を取らなかった。ある日、腹部に痛みを感じるように。水分の取り過ぎか、と判断し、水分の摂取を極力控えるように。すると、腹部の痛みはなくなった。それ以降、夏でも水分を取らない夏バテ対策を実施するように。それから数年後。目の前が回転するような眩暈を感じるように。いつもの夏バテか、と考えていたが……。翌日も眩暈が。しかも頭痛や吐き気も感じるように。あちこちの病院で検査を受けたが、結果は「異常なし」。しかし、症状は悪化し、日常生活もままならなくなった。仕事も辞める羽目に。友人からある病院を紹介され、検査を受けたところ、夏バテと思っていた症状が別の病だったことが判明……

脳脊髄液減少症だった

 脳脊髄液減少症 cerebrospinal fluid hypovolemia )とは、脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、頭痛や眩暈、耳鳴り、倦怠などの症状が起こる疾患。脳脊髄液減少症は交通事故などで脊髄を損傷した時に起こる疾患と思われていたが、最近は夏バテとも関連していることが判明。脳脊髄液減少症の発症率が夏に最も多いこともこれを裏付けている。脳脊髄液減少症を、患者本人が単なる夏バテと勘違いしているケースも多い。脳脊髄液減少症は、水分不足でも起こる。人間は1日3リットルの水を必要する。食べ物から摂れる水分は1リットル程度。残りの2リットルは飲み物から摂らなければならない。今回の患者は、「夏バテ対策」として、水分の摂取を控えてしまった。その為、慢性的な脱水状態に。毎年のように夏バテになったのは、脱水状態により髄液が減ったから。脱水状態になると、普通は喉が渇く筈だが、今回の患者は喉の渇きを感じることはなかった。これは、脱水状態が慢性的になっていたから。スポーツの後など、急激な脱水状態だと、脳がそれを察して喉の渇きを感じる信号を発する。が、慢性的な脱水状態だと脳がその状態に慣れていて、信号を出さないのである。今回の患者は数年間にわたって脱水症状が続くようになり、眩暈や頭痛など様々な症状を引き起こした。


 水を毎日2リットル摂れ、とはよく言われるが……。
 下手にそれを守ろうとするとしょっちゅうトイレに行かなければならなくなりそう……。
 ちなみに、自分はそこまで水分を摂っていない。
 大丈夫かね。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:水虫 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:水虫

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は主婦。夫はゴルフ好き、長女は運動嫌いのインドア派、長男は柔道を習っていた。家は毎日のように掃除していた。綺麗好きなので、バスマットやタオルは毎日交換していた。週に1度ヨガ教室に通っていた。そんなある日。右膝の内側に虫刺されのような小さな紅い腫れがあった。虫刺されの市販薬で対処。それから二日後。腫れが炎症し、ジュクジュクになっていた。化膿止めの軟膏を塗って対処。二日後。炎症が鶉の卵大になっていた。皮膚科を受診したところ、病名が判明……

 トリコフィトン・トンズランス症Trichophyton tonsurans )とは、世界中で患者数が急増している新型の水虫菌。日本国内でも既に3万人がこの水虫菌に感染しているという。元々南ヨーロッパにいた菌が中世になって南米へと伝来。20世紀、交通機関の発達と共に、北米、オーストラリア、アジアへと急激に感染域を拡大とされる。日本では2001年に確認されたばかりの新しい水虫菌。水虫はそもそも白癬菌(ハクセンキン)と呼ばれるカビの一種が足の裏などで繁殖し、皮がむけるなどの症状に悩まされる病。新型水虫菌も同じ白癬菌の仲間。しかし、従来の水虫菌と違い、足以外に感染することが多く、感染力が強い。足以外に感染することが多い為、水虫とは思わず、見逃してしまうケースが多い。痒みもない為、頭部に感染した場合、感染に気付かないまま頭が禿げることも。今回の患者の場合、息子から感染していた。息子は柔道を習っていて、その際にコーチから移されていた。


 痒みがない、となると知らぬ間に感染している可能性が高い……。
 従来の水虫の方が一般的で、感染の可能性が高いのだろうけど。
 水虫、て日本ではよく聞くが、海外ではあまり聞かない。
 やはり日本はジメジメしているからか。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:アルツハイマー病 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:アルツハイマー病

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は会社経営者。50歳を超えてからは、毎年健康診断を受けていて、問題なし。身体も適度に動かしていた。60歳を超えたある日。昨日読んでいた本をどこまで読んでいたのか思い出し難くなった。それから翌年。地図の通りに歩いたにも拘らず、目的地にたどり着けなくなった。それから数ヵ月後。自転車で近所を回っていたら、自分がどこにいるのか分からなくなった。心配になって病院の診察を受けてみたら……

アルツハイマー型認知症だった

 アルツハイマー型認知症Alzheimer's disease、AD)とは、脳の神経細胞が死滅し委縮、認知機能が低下してしまう病気。初期症状は物忘れ。やがて徘徊などの症状が起こり、最終的には寝たきりに。アルツハイマー型認知症を引き起こす要因には、4つの危険因子がある:加齢、遺伝、高血圧などの血管性因子、生活習慣。今回の患者の場合、生活習慣、特に食生活が原因だったと思われる。ある研究では、野菜や魚介類を多く食べる人と、あまり食べない人の間では、アルツハイマー型認知症の発生率に大きな差があるという。野菜や魚介類を多く食べる人の方がアルツハイマー型認知症を発生しないとか。


 アルツハイマー型認知症の名は、最初の症例報告を行ったドイツの精神医学者アロイス・アルツハイマーに由来している。

 アルツハイマー型認知症には、以下の2つのタイプがある:

家族性アルツハイマー病(Familial AD; FAD)
 遺伝性アルツハイマー病ともよばれる。

アルツハイマー型老年認知症(Senile dementia with Alzheimer's type; SDAT)
 アルツハイマー型認知症の中で殆どを占める。老年期(60歳以上)に発症する。

 今回の番組を観ていると、肉は絶対的な悪で、魚は絶対的な善のようだが……。
 健康維持には肉もそれなりに必要。
 魚も食べ過ぎれば偏食になるから、当然ながら健康に害をもたらす。
 今回の番組の献立だと、アルツハイマーは防げても、他の健康問題が起こりそう……。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:お掃除スペシャル [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:お掃除スペシャル

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は長男と同居するようになった主婦。これまでは独り暮らしだったが、長男の家族の家事もやるように。パートで働いてもいたので、毎日の掃除の時間は朝起きてから出勤までの時間に限られていた。そんな訳で、手の届かないところの掃除は年に数回の大掃除だけになっていた。台所の掃除は目に見えるところだけ、脱衣所の掃除は週1度に限られていた。長男と同居を始めてから7年。微熱を患った。夏風邪かと思い、様子を見ることに。それから数日。熱は下がったものの、咳はなぜか止まらない。職場では咳は止まるので、いずれ完全に止まると判断し、特に気にしなかった。が、その内階段を上がると息切れするほど体力が落ちた。病院で診察してもらったところ、即入院となった……

夏型過敏性肺炎だった

 夏型過敏性肺炎)とは、アレルギー性肺炎の一種。湿気の多い夏に発症するのが特徴で、最悪の場合、肺が硬化して呼吸不能に陥り、死に至ることもある。夏型過敏性肺炎は夏になると大量発生するトリコスポロンいうカビを吸い込むことで起きる。カビは、繁殖の際に胞子を大量に作る。今回のケースでは、この胞子が患者の肺に侵入し、咳や熱などのアレルギー症状を引き起こしていた。トリコスポロンは、湿気のある屋内、特に掃除の行き届かない所で増殖し易い。今回の場合、脱衣所が発生源だった。脱衣所は温度20度以上、湿度60%以上、有機物などの栄養がある、といったカビにとって都合のいい条件が揃っていたのである。トリコスポロンは吸い込まなければ症状が現れ難いので、パートで働いている時など、家にいない時は症状が現れていなかった。


 カビの発生を抑えるには、小まめな掃除は勿論だが、換気も重要らしい。
 自分は換気は良くやるが、掃除はあまりしない。
 大丈夫かいな。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:魚の食べ過ぎで痛風 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:魚の食べ過ぎで痛風

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は、若い頃は一晩で居酒屋を何軒も回り、締めにはラーメン、という暴飲暴食を続けていた男性。中年に差し掛かると中年太りになり、流石に健康に気遣うようになった。といっても、締めのラーメンを控え、肉食を魚食に変える程度。食べる量は減らない。また、野菜もあまり食べていなかった。ぽっこり出た腹はそのままだったが、体重は変化していなかった。風邪といった病気はしておらず、魚を食べているお陰だ、と勝手に判断していた。そんなある日。左足の親指の辺りがピリピリするように。見てみると、親指の付け根が赤くなっていた。どこかにぶつけたのかな、と軽く考え、特に何もしなかった。翌朝。これまで経験したことないような足の痛みを感じた。病院にいったところ、ある診断が下された……

痛風だった

 痛風gout)とは、高尿酸血症を原因とした関節炎を来す疾患。患者の90%以上が男性(ただ、最近は女性の患者も多くなっている)。贅沢な食生活をすると発症すると言われており、「帝王病」の異名で知られる。血液中の尿酸が増え過ぎてしまう高尿酸血症が主な原因。尿酸は、新陳代謝などで必ず生まれるが、血液中に増え過ぎると、足の関節などで結晶を作り始める。この結晶が剥がれた時、白血球が敵と見なして攻撃し、炎症を伴う激痛を引き起こす。今回の患者が痛風になった理由は食べ過ぎ。尿酸は肝臓がプリン体という物質を分解して生成される。プリン体は多くの食品にも含まれているので、食べ過ぎると、尿酸が過剰に生産され、尿による排泄が追い付かず、徐々に体内に蓄積されてしまう。ただ、単に食べ過ぎただけで即痛風になる訳ではない。今回の患者は、飲酒量も多かった。アルコールは尿酸が腎臓から尿へと排出されるのを妨げる物質を生み出すのである。今回の患者は年を取ってからは食事の量も酒の量も減っていたが、にも拘らず痛風を発症したのは、中年太りのままだったから。内臓脂肪を抱えていたのである。内臓脂肪は、悪玉アディポカインというホルモンを発生させる。悪玉アディポカインは、尿酸を作る肝臓の働きを活性化させる作用があり、血液中の尿酸を増加させる。更に、今回の患者は魚料理を毎日食べていた。魚介類は、プリン体を比較的多く含んでいる。健康に良いとされる魚も、食べ過ぎは良くないのである。


 痛風。
 風が当たるだけでも痛い。
 凄い病である。(^~^;)

 モンゴル帝国のように、肉類と乳製品といった動物質食品に偏った食生活をしていた中世の国では、王族・貴族層の間では痛風が非常に蔓延していたとか。
 アレクサンドロス大王、フリードリヒ大王、ミケランジェロ、ダーウィン、ニュートンなども痛風患者だったという。
 プリン体、と聞くと食べるプリンと何か関連性があるのかと思われてしまうが、食べるプリンは英語表記だと「pudding」。プリン体のプリンは「purine」なので、全く別の単語。


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本当は怖い家庭の医学:頭痛スペシャル [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:頭痛スペシャル

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は子育てを終え、週4日のパートで働く主婦。神経を使う仕事なので、毎日のように後頭部に痛みが。元々頭痛持ちだったので、特に気にしていなかった。ある日、こめかみにズキズキする痛みが走った。いつものようにマッサージで対処しようとしたが、逆に悪化したように感じた。その日は早目に寝たところ、翌日には回復した。それから数週間後、またこめかみにズキズキする痛みが。今度はマッサージせず、温かい風呂に入って対処しようとしたが、良くならなかった。翌日には回復するのだが、頭痛は悪化する一方。頻度も増え、頭全体に痛みが広がるように。医者に診てもらったところ普通の頭痛と診断され、痛み止めを処方された。が、痛み止めが効いている最中はどうにか過ごせるが、痛み止めが切れると頭痛に悩まされる、という日々が続くように。それから数年後。テレビで頭痛外来の病院について知り、そこで診てもらったところ、頭痛の原因が判明……

複合型頭痛だった

 複合型頭痛とは、片頭痛緊張型頭痛が合わさったもの。頭痛には、基本的に3つのタイプに分けられる。日本人に最も多いのが緊張型頭痛。これは、肩や首のこりによって血管が収縮して、痛み物質が放出され三叉神経(サンサシンケイ)を刺激することで、鈍い痛みが長期間続くというもの。2つ目は片頭痛緊張型とは反対に、脳の血管が拡張し、周りの神経を刺激することで起きる。頭の片側がズキンズキンと脈打つように激しく痛む。3つ目が、1000人に1人の割合で発生する群発頭痛。目の裏側を通る血管が拡張することで痛みが出る。厄介なのが、3つのタイプの内2つを併せ持つ複合型頭痛。近年急増しているのが、片頭痛緊張型頭痛を併せ持つ片頭痛および緊張型頭痛。今回の患者は、血管の収縮でも拡張でも頭痛が起こるという状態に陥っていた。肩こりからくる後頭部の痛みは緊張型頭痛が出ていた時の症状。だからマッサージや入浴でこりを解消すれば、血流の改善により痛みはなくなっていた。こめかみにズキズキと脈打つような痛みは片頭痛が出た時。今回の患者は二つの頭痛を抱えるようになったのにそれに気付かず、マッサージやお風呂など従来のやり方(緊張型頭痛用)で対処。血流を改善させた結果血管が拡張し、片頭痛の痛みが増したのである。緊張型頭痛だけでなく片頭痛まで発症してしまった理由は、仕事でのストレスだった。


 頭痛持ちだと、自身の頭痛が緊張型頭痛片頭痛か分からなくなってしまうらしい。お辞儀すると痛くなった場合、片頭痛で、痛みを感じなかった場合は緊張型頭痛だとか。これは、お辞儀をすると頭部への血流が良くなるから。

 片頭痛は症状を緩和させることはできるが、完治は難しいとか。

 頭痛でもタイプが色々あり、対処法もタイプによって正反対になるらしい。
 人間の身体は複雑に出来ている。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:目の疲れで隠れ斜視 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:目の疲れで隠れ斜視

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……17年前、自分は会社で働く女性だった。会社はいち早くパソコンを導入していて、パソコンを学ぶように。そんなことから、目が疲れ易くなった。一度入力した文章の行を繰り返し読むようになってしまった。眼科を訪れたところ、ある病名を告げられた。VDT症候群。ドライアイになり易くなるという。その為、ドライアイの薬を処方された。医師の指示通りに治療を続けていたが……。眩暈を感じるように。文章も読めず、仕事もままにならなくなってしまった。今度は内科で診てもらうことに。自律神経失調症と伝えられた。ストレスが原因だという。が、思い当たるストレスはない。それから数年後。あるテレビ番組で、目の疲れで自律神経失調症になることがあると報じられた。自分もこれに該当するのではと思い、その眼科を訪れると、診察の結果、ある症状が判明……

隠れ斜視だった

 隠れ斜視とは、ごく軽度の斜視を指す。斜視とは、先天的な要因などで目が別々の方向を向いた状態。両目でものを見ることが出来ないが、それ自体は病ではない。隠れ斜視とは外見上は全く分からないが、眼の向きが外側や内側に僅かにずれている状態。実は多くの日本人の目が隠れ斜視で、珍しい状態ではない。隠れ斜視も、普通に生活をしている分には特に問題はない。今回の患者が症状を起こしたのは、生活習慣が原因だった。パソコン作業などで長時間、近い距離のものを見続けていたのだ。正常な状態の目は、何もしていなくても真っ直ぐ前を向くので、そのままピントを合わせてものを見ることが出来る。が、隠れ斜視の人は目が僅かに外を向いていることが多いので、ものを見る時に目を内側に動かして正常な位置に戻す必要がある。その際、眼球の外側にある外眼筋を使うが、長時間にわたって近い距離のものを見ていると、外眼筋は疲労してしまう。今回の患者はそうした自身の状況を知らず、目を酷使。その結果、文章の同じ行を何度も読んでしまう症状が起きた。外眼筋の疲労が過度に蓄積すると、眼球を正常な位置に動かすことが難しくなり、ものを正常に見ることが出来なくなり、目の内部にある自律神経が混乱を始め、全身の自律神経の乱れへと発展する。今回の患者が悩まされた頭痛や眩暈や吐き気も、隠れ斜視を起因とした自律神経失調症の症状だった。


 番組では、「隠れ斜視は普通に暮らしている分には問題ないが、パソコンの使用などで目を酷使すると問題になる」と言っていた。
 現在は、むしろパソコンを使用することが「普通の暮らし」だが……。(^~^;)

 日本人で斜視の者は珍しくはなく、フィギュアスケートの浅田真央も右目が内斜視らしい。

 番組では遠視についても取り上げていた。
 遠視が、近いものも遠いものも見えない状態、というのは知らなかった。
 遠視は、その名称から、遠くのものはよく見えると捉えてしまうが……。
 実は目が無理矢理焦点を合わせているから遠くが見えるようになってしまっているだけらしい。したがって、一般的な視力検査では遠視は「視力が良い。問題ない」と勘違いされてしまうことが多いらしい。
 目は本来遠くを見ている時はリラックスした状態になっている筈なのに、遠視だと遠くのものを見ていても目はリラックスできない為、目が疲れ易いとか。


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本当は怖い家庭の医学:顔の歪みで顎関節症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:顔の歪みで顎関節症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は子育てをしながら働くキャリアウーマン。仕事では、無茶な頼みも断れず引き受けてしまう。家では、姑が娘を何卒甘やかし、悩みの種に。そんなある日。目覚めるとやけに頬が張っている気がした。単なる疲れかと思ったが、翌朝も感じるので、夫にそれについて述べると、夫は「最近お前の歯軋りが酷い」と言う。歯軋りをしていたなんて、全く知らなかった。ある日、昼食時に口を開けたら、顎がポキッと鳴るように。痛みは感じなかったので、病院には行かなかった。数ヵ月後。頭痛や肩こりを感じるようになった。しかし、それでも病院には行かず、我慢した。ある日、職場で昼食を取る為に口を大きく開けたら、顎に激痛が。病院に運ばれたが、口を開けるのもままにならなくなっていた……

顎関節症だった

 顎関節症がくかんせつしょう、temporomandibular joint derangement、jaw arthritis)とは、顎の関節でクッションの役割をしている関節円盤と呼ばれる組織が何らかの原因で本来の位置からずれてしまう病。顎関節症になると顎は正常な働きが出来ず、痛みや口が開かない症状などが現れる。今回の患者が顎関節症になった原因の一つが、歯並びの悪さ。歯並びが悪いと上下の歯が誤った場所でぶつかる。噛み合わせが悪い状態になる。今回の患者はそれ以外にもストレスにさらされていた。人間はストレスにさらされると強く噛み締めるようになり、顎に大きな負担がかかるようになってしまう。更に、今回の患者は歯軋りという危険行為もしていた。これも顎に負担をかける。こんな状態で、患者は口を大きく開けた。この時点で、顎の関節円盤は負担に耐えきれず、前方へとずれ、顎関節症を発症。顎の痛みや、頭痛、肩こりなど、様々な症状となって現れた。

 歯軋り、て色々な種類(音がしない隠れ歯軋りなど)があるとは驚き。(^~^;)
 番組では顎関節症を一つの病として扱っていたが、実際には顎関節部や咀嚼筋等の疼痛、関節音、開口障害または顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名。
 顎関節症には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれるとか。



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本当は怖い家庭の医学:妻の小言で心房細動 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:妻の小言で心房細動

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分はサラリーマン。不景気をきっかけに、仕事に打ち込むように。そんなことから、子育ては妻に任せっ切り。妻の最大の関心事は子供の教育になってしまった。自分としては、子供は伸び伸び育ってくれればいいのだが。そんなすれ違いからか、妻は小言が耐えなくなり、自分は家を避けるように。それでも妻の小言はなかなか避けられない。仕事のストレスに加え、家庭のストレスからか、医師からは高血圧を指摘された。ある夜、動悸と息切れで目が覚めるように。気にはなったが、医師にはかからなかった。2年後。妻と喧嘩した後、これまで感じたことない動機と息切れで病院に担ぎ込まれた……

心房細動だった

 心房細動しんぼうさいどう、atrial fibrillation)とは、心臓の心房という部分の筋肉が1分間に350回以上の激しい痙攣を起こす病を指す。心房細動が長時間持続すると、心房の中に1センチから2センチの巨大な血液の固まり(血栓)が生じ、それが血流によって脳に運ばれ、脳梗塞を引き起こす。心房細動の患者は全国で約100万人とされる。心房細動の最大の原因はストレス。今回の患者の場合、仕事でも家庭でも大きなストレスがあった。妻の小言により、家に帰ってもリラックスできず、一日中ストレスにさらされていた。ストレスがかかり続けた体内では、交感神経が過敏になり、血管が収縮。高血圧になってしまった。今回の患者はストレス発散の為飲酒をするようになり、高血圧は悪化。通常、心臓は洞結節と呼ばれる場所からの電気信号で動いている。高血圧の状態が続くと心房の入り口の血管(肺静脈)に圧力がかかり、異常な電気信号が発生してしまう。その結果、心臓の動きが乱れ、心房細動が発生する。

 夫婦、て結局互いを支えるのか、負担をかけるのか。自分にはよく分からない……。(^~^;)


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本当は怖い家庭の医学:便秘で直腸性便秘 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:便秘で直腸性便秘

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は社員食堂で働くことになった女性。朝早くの出勤が当たり前で、朝食を食べないのが習慣に。職場は忙しく、便意を感じてもトイレに行けない。仕事を終えてからトイレに入ってみるが、都合良く便は出てくれなかった。そんなことから、市販の便秘薬を利用。数日振りのお通じが。ただ、下痢気味の便で、すっきりしなかった。が、出たのだからいい、と判断し、生活習慣を改めなかった。そんなある日、トイレに入っても便が出ない。しかし、お腹が異常に張っている。便が全くでないまま3週間も経ってしまった。足がむくむようになり、朝履けた靴が履けなくなるほどになった……

直腸性便秘だった

 直腸性便秘rectal constipation)とは、便が直腸まできているのに、便意が起こらなくなってしまう便秘。進行すると直腸に便が溜まり過ぎて腸管が膨れ上がり、巨大直腸になる。今回の患者の場合、元の便秘の原因の一つはストレス。ストレスが交感神経を刺激し、その際に出るホルモンが腸の運動を抑制し、便がスムーズに運ばれなくなっていた。もう一つの原因は、朝食を抜いていたこと。朝は腸の活動が最も活発になる時間帯なので、朝食で腸をしっかり刺激しないと、その活動が起こらず、便を最も排出し易い機会を逃してしまう。そんな訳で、今回の患者は腸内環境を徐々に悪化させていた。腸内には腸の活動を促進してくれる善玉菌と、腸内腐敗を起こす悪玉菌がある。便秘が進行すると溜まった便が悪玉菌によって腐敗し、毒素を発生。悪玉菌がさらに増殖し、腸内環境がますます悪化する。すると腸の活動が鈍化し、ますます便秘を促進してしまう。
 自分は数週間にも及ぶ便秘にはなった事ないが……。経験した人にとっては重大な問題なんだろう。(^~^;)

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