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本当は怖い家庭の医学:眠れなくて精神生理性不眠症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:眠れなくて精神生理性不眠症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は退職した元サラリーマン。サラリーマン時代は仕事のストレスで眠れなかったので、退職してからは思い切り寝てやろう、と考えた。が、22時に寝床に入るものの、なかなか寝付けない。夜中も2回くらい目が覚めてしまう。昼寝が悪いのか、運動不足が悪いのか、と思って自分なりに対処してみたが、寝付けの悪さは悪化する一方。ある日、テレビで睡眠外来を紹介していた。直ちにそこを訪れると、ある装置を渡され、1週間肌身離さず持っているよう命じられた。言われた通りにした結果、病名が判明……

精神生理性不眠症だった

 精神生理性不眠症とは、不安やストレスなどがきっかけとなって一度眠れない体験をした人が、「また眠れなくなるのでは」という恐怖によって、さらなる不眠状態に陥ってしまう病。今回の患者の場合、現役サラリーマンだった頃、仕事のストレスから、なかなか寝付けないという夜を経験。それが、「また眠れなくなることへの恐怖」を呼び寄せ、慢性的な不眠状態に陥ってしまった。退職後も寝付きの悪い状態が続いたのは、仕事のストレスこそ消えても、「不眠への恐怖」が残っていたから。1日の活動量を計測する行動計を今回の患者に付けたところ、眠りについてからも常に小さく体が動いていることが判明。一晩を通して熟睡できず、「睡眠の質」が極めて悪い状態が続いていた。今回の患者は60代。一般的な60代が必要とされる睡眠時間は、およそ6時間。午前1時に就寝し、朝7時に起きれば、充分に睡眠が取れる。ところが、今回の患者は、たっぷり寝ようと、3時間も早い夜10時に就寝。当然のことながら直ぐ眠れず、3時間にわたって「眠れない」という恐怖にさらされた。更に、朝2時間も余分に寝たのも逆効果。無駄に床にいることで、ますます睡眠の質を低下させてしまった。このような「寝過ぎ」は、決して特殊なものではなく、高齢者になるほど、無駄に長時間寝床にいるという結果が出ている。

 睡眠を多く取らないと免疫力が低下するというが……。
 何事もやり過ぎは良くないらしい。(^~^;)


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