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万年筆を買ってみた(7本目):セーラー プロフィット21レフティ [筆記具]

万年筆を買ってみた(7本目):セーラー プロフィット21レフティ

 セーラー万年筆は、日本の3大万年筆メーカーの一つ。
 現在本社は東京にあるが、広島県呉市で創業。
 現在も呉市に工場がある。
 セーラーは、「水夫」を意味する。万年筆事業を始めた際、既にパイロット(操舵手)があったので、「それならこちらは水夫だ」と命名したらしい(自分の見解だが)。

 ショッピングセンターのリニューアル工事に伴う文具店閉店セールの際、セーラー以外の3大メーカー(パイロットとプラチナ)の万年筆は購入したが、セーラーのは購入しなかった。
 他の2本と同様にセーラーのも割引で販売されていたので、買おうと思えば買えたのだが、セーラーには何が何でも欲しいと思った万年筆があったので、あえて買わずにおいた。

 その欲しいと思っていた万年筆が、セーラー プロフィット21レフティ。
 数少ない左利き専用の万年筆。
 万年筆に興味を持ってからその存在を知り、買ってみようと考えていたが、他に色々見付けては購入していたので、本命になかなか手が回らなかった。
 が、漸く入手。
 本来は受注生産品で、注文してから手に届くまで数カ月掛かるらしいが、偶々在庫があったので、注文から2週間程で届いた。

 樹脂製で、大きさの割には軽く感じる。
 カートリッジは、真っ直ぐ刺すタイプ。
 セーラーの万年筆全般の特徴だからか、左利き用だからか、日本メーカー製万年筆だからかなのかは不明だが、非常に滑らかに書ける万年筆。
 他の万年筆には、書いている最中にペン先が引っ掛かるのもあるが、これにはそういう事が無い。
 最初からこれを素直に購入していれば、と思ってしまう程。
 比較の為に、通常のプロフィット21も買ってしまおうか、と考え始めている。
 キャップが尻軸にカチッと嵌るタイプだったら、非の打ち所が無い万年筆になっていただろうに。(^~^;)

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万年筆を買ってみた(6本目):ジンハオ159 [筆記具]

万年筆を買ってみた(6本目):ジンハオ159

 万年筆は、機構的に複雑ではないので、先進国は勿論、それ以外の国々でも製造出来る。
 腕時計もそうだが、製造出来る国が多いと、なかなか廃れない。

 デジタルカメラの様に製造出来るメーカーが限られてしまうと、メーカーのある国以外からすれば完全に「他国の製品」になってしまい、廃れたところで惜しむ声は少ない。
 腕時計や万年筆は、製造出来る国が多いので、ある国で廃れても、別の国では生き続ける。一旦廃れた国でも、また注目されれば復活する。世界中から同時期に廃れて無くなり、二度と復活しない、という事は無い。

 意外な事に、中国も万年筆製造国としてはメジャーらしい。
 といっても、日本や欧州とは異なり、高級筆記具は無く、日常的なレベルのものだけらしいが。

 ジンハオも、中国の万年筆ブランドの一つ。
 Shanghai Qiangu Stationery Co Ltd(上海千古文具有限公司)の主力ブランドらしい。
 商品ラインアップは、中国らしく、海外メーカーのコピー商品が多い。

 今回のジンハオ159も、コピー商品と呼べる代物。
 モンブランのマイスターシュテュック149をコピーしている。
 モンブランが149なら、こちらは159だ、として命名されたらしい。
 見た目や大きさは、149とほぼ同じ。
 149はレジン製だが、159は真鍮製とあって50gくらいあり、寧ろ149より重い。

 149は、インク吸入方式がピストン吸入式という凝ったものだが、159はコンバーター式という、よりシンプルなもの。
 コンバーターだから、カートリッジも使えそうだが、ジンハオがカードリッジを提供しているとは聞かないし、互換性のあるカートリッジがあるのか不明なので、実質的にコンバーターのみとなる。
 コンバーターは消耗品とされるので、コンバーターもいずれ交換しなければならないだろうが、コンバーターの販売がされているという話は聞かないので、コンバーターの寿命がペンそのものの寿命となる。

 価格は、送料を含めて2000円以下だった。
 149の1/50。
 この価格だったら、下手にコンバーターを交換しようと四苦八苦するより、ペンを丸ごと買い替えるのが得策かも。

 今回、ボトルインクを購入し、コンバーターで吸引してみた。
 意外とすんなりと出来た。
 指先はインクだらけになってしまったが。

 キャップを後ろに刺して書こうとすると、工作精度の問題かキャップがガタついて書いている最中に外れそうになるので、キャップを刺さずに使用。
 キャップ無しだと極太のペン、といった感じで、重さもかなり軽減される。キャップを外した状態で使用するのが正解らしい。

 ネジ山の工作精度が低いらしく、キャップを閉める際はきちんと垂直になっているのを確認した上で回さないと、斜めに入ってしまい、途中で閉められなくなる。

 インクが乾燥し易い、というのも問題。
 毎日使っていれば、インクがニブに補充され続けるから、問題は生じないが、暫く使っていないと、キャップをしっかり閉めていてもニブのインクが乾燥していて、書けなくなっている事も。
 ペン先を水で濡らすと、また書けるようになる。水性インクならでは。

 あらゆる意味で中国の製品。

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左がJinhao 159、右がプラチナ3776





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筆記具:バーカー・ジョッター [筆記具]

筆記具:バーカー・ジョッター

 かなり前に、記念品として貰った。
 ステンレス製のボールペンで、通常のボールペンとは異なり高価だ、というのは、貰った当時でも何と無く分かった。
 見た目も格好良く、手触りも非常に良く、ノックした時のバネの強さもアメリカ製らしく(パーカーは現在はイギリスのメーカーだが、元はアメリカのメーカー)、しっかりしている。
 が、肝心のインクの出が薄いというか、滑らかでなく、特に使っていなかった。

 つい先日、このペンについて調べていたら、ジョッターという、かなり歴史あるペンだというのを知った。
 だったら使わないのは勿体無いなと思って出してみたが、矢張りインクの出が悪い。
 どうにかならないかとネットで検索。ジョッターの替え芯はパーカーが開発した規格で、これを採用したメーカーが他に数多くある、との事だった。
 その中に、三菱鉛筆のジェットストリームがあった。
 規格は同じなので、互換性があるという。
 だったらパーカーのペンにジェットストリームの替え芯を入れるのも可能だと思い、買ってみて、入れてみた。
 インクの出が断然良いペンに。
 何事に関しても純正品以外はあまり使わない様にしているが、純正品がダメな場合、別メーカーのでもいいんだな、と実感した。

 自分が所有しているのは、ステンレスがむき出しで、カラーリングがなされていないタイプ。
 こちらの方が、無機質で、近未来的で、格好いいと思うのだが、世間的にはそう思われていないらしい。
 現在の製品ラインナップでは、カラーリングが施されているものしかない様である。

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万年筆を買ってみた(5本目):パーカー・インジェニュイティ [筆記具]

万年筆を買ってみた(5本目):パーカー

 パイロット、プラチナ、ラミーを購入した、閉店セール中の文具店で、パーカーのペンも購入。
 これは、厳密に言うと万年筆ではないが、感覚的には万年筆に近いので、万年筆扱いする。

 パーカーは、イギリスのメーカー。
 創業地はアメリカだが、1980年代にイギリス資本が入り、イギリスのメーカーとなった(ただし、現在はイギリス国内の工場も閉鎖されてしまい、製造はフランスに移ったとか)。
 英国王室御用達にもなっている。

 パーカー5thという筆記具のインジェニュイティ、というもの。
 パーカー5thとは、第1世代の万年筆、第2世代の油性ボールペン、第3世代の水性ボールペン、第4世代のシャープペンシルに続く新世代の筆記具、という意味を込めて名付けられたらしい(シャープペンシルがこの中で比較的新しいのは意外)。
 パッと見には、万年筆のペン先にシャープペンシルの芯が伸びている様。
 この芯の先からインクが出て、字を書ける。
 万年筆より乾きの早いインクで、スラスラ書けるのが特徴だという。
 芯の交換も、万年筆より楽。
 問題は、パーカーの替え芯の例にもれず、割高、という事か。高価でも、長く書けるという訳ではなく、ランニングコストも高いという。
 だったら買うのは止めておこうと思ったが、インクが無くなっても直ぐ補充しなければならないという状況でも無いからと思い、購入。
 いざ使ってみると、万年筆とは異なる味わいで、興味深い。
 左利きでも書き味に影響が無い、というのは有り難い。また、水性インクではないので、乾くと紙が濡れても書いた線が滲まないのも良い。

 キャップは篏合式。キャップを閉めていないと直ぐ乾燥するらしく、それを防ぐ為にキャップはかなりきつい。最初はネジ式なのかな、と思ってしまった程。ペンの後ろに刺すのは篏合式でないのは不思議。

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万年筆を買ってみた(4本目):ラミー・オルスター [筆記具]

万年筆を買ってみた(4本目):ラミー

 プラチナとパイロットを購入した文具店で、ラミーのオルスターを購入してみた。
 通常は5500円だが、閉店セール中で、しかも色褪せしているとの事で、半額で購入出来た。
 ラミーは様々な色の万年筆を販売しているが、店では既にピンクしか残っていなかったので、それを購入せざるを得なかった(仏壇筆記具しか購入しないと決めたのに、早くも破っている)。

 ラミーはドイツのメーカー。
 MADE IN GERMANYを貫く。
 ドイツというと人件費が高く、その分製品も高くなりがちだが(ライカのカメラ等)、ラミーでは製造方法を合理化して、低価格を実現している、との事。
 オルスターは、見た目は下位ラインのサファリに似ている。
 サファリが学生向けに対し、オルスターはサファリを使っていた元学生らが大人になっても使えるものとして商品化されたらしい。
 サファリはプラスチック製だが、オルスターはアルミ製になっている。金属製だが、手に持っても軽く感じる。
 全体的なデザインは、万年筆というよりマーカーっぽく、高級感は無い。気にせずガンガン使いましょう、という事か。
 キャップは篏合式。ただ、キャップを後ろに刺す時は篏合式ではなく、適度に力を入れて押し込むとキュッと固定される感じ。何故後ろに刺す際も篏合式でないのか、分からない。欧州ではキャップを後ろに刺さない、という事らしい。
 カートリッジ付きで販売されていた。軸に紙製の輪っか(ストッパー)が嵌められていて、キャップを外し、輪っかを取り除き、キャップを閉めるとカートリッジが押し込まれて、直ぐ書ける様になった。こうした合理的なパッケージングは、いかにもドイツ製らしい。

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万年筆を買ってみた(3本目):プラチナ・3776センチュリー [筆記具]

万年筆を買ってみた(3本目):プラチナ・3776センチュリー

 万年筆を買ってみようという衝動にかられ、3本目として購入した万年筆が、プラチナ(正確には、2本目と3本目は同時に購入)。
「3776」は、富士山の標高から取っている。
 モンブランの万年筆には、欧州最高峰のモンブランの標高「4810」が彫られているので、こちらは日本の最高峰を、という事らしい。

 プラチナは、日本の筆記具メーカー。
 国内3大万年筆メーカーの一つとして挙げられるが、パイロットやセーラーと比較すると、マイナーな印象を受ける。

 3776センチュリーは、パイロット・カスタム74と同様、キャップはネジ式で、しっかりと絞める事が出来る。1年以上筆記しなくてもインクが詰まったりかすれたりしないという。
 樹脂製で、軽く感じる。
 デザイン的には、モンブランの万年筆マイスターシュテュックを細目にした感じ。
 外したキャップは、軸の後ろに刺す事が出来るが、ある程度押し込むとキュッと止まる、という方式。ウォーターマンとは異なり、カチッと嵌らないので、外れて落下させる可能性も。

 カートリッジは、小さなステンレス製のボールによって蓋がされていて、ニブに回しながら押し込んで、ボールがカートリッジ内に落ちるとインクがニブに浸透して書ける様になる。そんな事もあり、使用中はボールがカラカラと音を立てる。
 カートリッジを回して押し込まないとこのボールが落ちず、インクが出て来ないとか。
 パイロットでは、回さず真っ直ぐ押し込め、となっているから、カートリッジにも色々な方式があるんだな、と思った。

 ペン先の太さはM。
 Fより太いが、メモ帳で使用する事も可能。

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万年筆を買ってみた(2本目):パイロット・カスタム74 [筆記具]

万年筆を買ってみた(2本目):パイロット・カスタム74

 万年筆を買ってみようという衝動にかられ、2本目として購入した万年筆が、パイロット(正確には、2本目と3本目は同時に購入)。
 カスタム74は、パイロット社創業74年目に作られたからそう名付けられたらしい。

 パイロットは、日本の筆記具メーカー。
 国内3大万年筆メーカーの一つとして挙げられるが、最近は消えるボールペンのフリクションのメーカーとして有名な気がする。

 キャップはネジ式で、しっかりと絞める事が出来る。
 これにより、インクの乾燥を結構防げるらしい。
 1本目のウォーターマンは真鍮製で、ずっしりしているが、こちらは樹脂製で、軽く感じる。
 デザイン的には、モンブランの万年筆マイスターシュテュック を細目にした感じ。
 外したキャップは、軸の後ろに刺す事が出来るが、ある程度押し込むとキュッと止まる、という方式。ウォーターマンとは異なり、カチッと嵌らないので、外れて落下させる可能性も。
 カートリッジは、真っ直ぐ押し込む方式。回して押し込むと、バルブがきちんと開かず、インクが出て来ないという。万年筆にも、様々な方式がある。

 ペン先の太さはBにした。
 Fはウォーターマンで購入しているので、太目でもいいかな、と。
 当たり前だが、メモ帳で使うには太過ぎる。

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万年筆を買ってみた(1本目):ウォーターマン・エキスパート・エッセンシャル ブラックGT [筆記具]

万年筆を買ってみた(1本目):ウォーターマン・エキスパート・エッセンシャル ブラックGT

 万年筆を買ってみようという衝動にかられ、最初に購入した万年筆が、ウォーターマン・エキスパート・エッセンシャル ブラックGT。

 ウォーターマンは、元はアメリカのメーカーだったが、早い段階で工場をフランスに移し、現在はフランスのメーカーとして認識されている。
 今ある万年筆の基礎を築いたメーカーらしい。

 キャップがいわゆる篏合式と呼ばれるタイプで、パチッと嵌る。使用する際、キャップが尾の部分にもパチッと嵌るので、不意に外れないのは、自分にとって好ましい。
 篏合式は、ねじ式のキャップと比較するとペン先のインクが乾燥するのを防げない事から、どちらかというと安物の万年筆が採用する事が多いらしいが、自分が早々と買った3本の中では最も高価なものだから、必ずしもそうではないらしい。
 軸が真鍮製で、適度な重さが。長時間持ち続けると疲れるのかも知れないが、手に持つだけならこちらの方がしっくりくる。

 ペン先の太さはF。
 他に選択が無かった。
 細いので、メモ書きが楽。

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万年筆を買ってみた [筆記具]

万年筆を買ってみた

 パソコンを使うようになってから字はあまり書かなくなっていたが、何と無く万年筆に興味を持ってしまい、いいのが無いかなと探していた。そんなところ、旅先の書店で万年筆を半額で叩き売りしていたので、購入。
 その他、近くの別のショッピングセンターで文具店が閉店するという事で、万年筆を含む商品を割引して在庫処分していたので、4本購入。
 万年筆を、1カ月の内に5本も入手してしまった。

 何故か猛烈にこうした買い物をしたくなるから不思議。

 万年筆はコレクション性が高いので、同じシリーズでも軸の素材や色が異なるものがガンガン商品化されているらしい。
 どんなものでもOK、では無限に集めざるを得なくなるので、いわゆる仏壇筆記具(黒に金メッキ)のしか買わない、と決めた。(^~^;)

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