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本当は怖い家庭の医学:目の疲れで隠れ斜視 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:目の疲れで隠れ斜視

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……17年前、自分は会社で働く女性だった。会社はいち早くパソコンを導入していて、パソコンを学ぶように。そんなことから、目が疲れ易くなった。一度入力した文章の行を繰り返し読むようになってしまった。眼科を訪れたところ、ある病名を告げられた。VDT症候群。ドライアイになり易くなるという。その為、ドライアイの薬を処方された。医師の指示通りに治療を続けていたが……。眩暈を感じるように。文章も読めず、仕事もままにならなくなってしまった。今度は内科で診てもらうことに。自律神経失調症と伝えられた。ストレスが原因だという。が、思い当たるストレスはない。それから数年後。あるテレビ番組で、目の疲れで自律神経失調症になることがあると報じられた。自分もこれに該当するのではと思い、その眼科を訪れると、診察の結果、ある症状が判明……

隠れ斜視だった

 隠れ斜視とは、ごく軽度の斜視を指す。斜視とは、先天的な要因などで目が別々の方向を向いた状態。両目でものを見ることが出来ないが、それ自体は病ではない。隠れ斜視とは外見上は全く分からないが、眼の向きが外側や内側に僅かにずれている状態。実は多くの日本人の目が隠れ斜視で、珍しい状態ではない。隠れ斜視も、普通に生活をしている分には特に問題はない。今回の患者が症状を起こしたのは、生活習慣が原因だった。パソコン作業などで長時間、近い距離のものを見続けていたのだ。正常な状態の目は、何もしていなくても真っ直ぐ前を向くので、そのままピントを合わせてものを見ることが出来る。が、隠れ斜視の人は目が僅かに外を向いていることが多いので、ものを見る時に目を内側に動かして正常な位置に戻す必要がある。その際、眼球の外側にある外眼筋を使うが、長時間にわたって近い距離のものを見ていると、外眼筋は疲労してしまう。今回の患者はそうした自身の状況を知らず、目を酷使。その結果、文章の同じ行を何度も読んでしまう症状が起きた。外眼筋の疲労が過度に蓄積すると、眼球を正常な位置に動かすことが難しくなり、ものを正常に見ることが出来なくなり、目の内部にある自律神経が混乱を始め、全身の自律神経の乱れへと発展する。今回の患者が悩まされた頭痛や眩暈や吐き気も、隠れ斜視を起因とした自律神経失調症の症状だった。


 番組では、「隠れ斜視は普通に暮らしている分には問題ないが、パソコンの使用などで目を酷使すると問題になる」と言っていた。
 現在は、むしろパソコンを使用することが「普通の暮らし」だが……。(^~^;)

 日本人で斜視の者は珍しくはなく、フィギュアスケートの浅田真央も右目が内斜視らしい。

 番組では遠視についても取り上げていた。
 遠視が、近いものも遠いものも見えない状態、というのは知らなかった。
 遠視は、その名称から、遠くのものはよく見えると捉えてしまうが……。
 実は目が無理矢理焦点を合わせているから遠くが見えるようになってしまっているだけらしい。したがって、一般的な視力検査では遠視は「視力が良い。問題ない」と勘違いされてしまうことが多いらしい。
 目は本来遠くを見ている時はリラックスした状態になっている筈なのに、遠視だと遠くのものを見ていても目はリラックスできない為、目が疲れ易いとか。


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