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本当は怖い家庭の医学:旅行で肺血栓塞栓症、家にこもって熱中症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:旅行で肺血栓塞栓症、家にこもって熱中症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は友人らと共に旅行に。目的地に早く到着したかった為、途中休憩を取らずに目的地まで向かった。車での移動だったので、水分の摂取は可能な限り控えた。夜は、露天風呂の温泉に浸かった後、食事で酒を飲んだ。翌日帰路についた。途中、数時間の渋滞に巻き込まれたが、自分は車内で寝て過ごしたので、特に問題はなかった。ようやく自宅前に到着。帰宅してから翌日の夜。散歩中、胸を締め付けられるような激痛が。直ぐ収まったので、特に何もしなかった。それから数日後。呼吸困難に陥った。病院で診察を受けたところ、緊急手術になった……

肺血栓塞栓症だった

 ……自分は夫を亡くしたばかりの主婦。娘が一緒に暮らさないか、と提案。しかし、一緒に暮らすのは何卒迷惑をかけるので、娘夫婦の住まいの近くにアパートを借りて住むことにした。以前暮らしていた家より狭いが、一人暮らしなので、特に問題なかった。昔からクーラーを使わない生活をしていたので、今もそのまま。暑い時は窓を開け、外からの風を入れるようにしていた。ただし、開けられる窓は一箇所だけ。引っ越してから数週間。だるさを感じるように。暑いからか、と単純に考えた。ある日、だるさを感じたので、数時間横になった。夕飯の時間になったので、起き上がろうとすると、眩暈を感じた。それから数時間後。意識不明の状態で倒れているのを発見された……

熱中症だった

 肺血栓塞栓症pulmonary thromboembolism、PTE)とは、静脈の血流が何らかの理由で滞った時にできる血栓(血の塊)が肺の動脈にまで流され、そこで詰まることで、呼吸困難や動悸を引き起こす病。最悪の場合、突然死に至る。かってはエコノミークラス症候群とも呼ばれていた。最大の特徴は健康上の問題の無い人でも発祥すること。したがって、性別・年齢に関係なく、条件が揃えば肺血栓塞栓症を発祥する。今回の患者は旅行中、長時間にわたって車の中で座り続けたことから発祥。座っている最中に膝が座席に押し付けられ、膝下の静脈が圧迫。静脈の血流が悪くなり、脹脛付近に血が溜まった。それが血栓になり、肺にまで流され、そこで詰まってしまった。一緒に旅行に行っていた仲間が肺血栓塞栓症にならなかったのは、今回の患者と違い水分を充分に取っていたから。今回の患者は水分を取らなかった上、温泉に浸かったり(汗で水分を失う)、酒を大量に飲んだり(利尿作用がある)していた。


 三時間程度じっとしただけで肺血栓塞栓症になってしまうとは……。
 自分もかなり昔だが何時間も水分を取らずに自動車で移動したことがある。危険だった、てことか?(^~^;)

 熱中症heat stroke)とは、猛暑などによる気温の上昇から体内に溜まった熱を下げられず、体温が異常上昇し、様々な障害が出る病。最悪の場合、死に至る。特に高齢者が熱中症になり易い。なぜなら、知覚神経が衰えていて、暑さや寒さを感じ難くなってしまっているから。若い者が「暑い、寒い」と感じる場所でも、その温度を自覚せずに留まってしまう。高齢者が、最も熱中症を発症し易い場所は室内。統計上は、日差しが照り付ける外より、部屋の中の方が危険。夏は日差しの強い外より、室温の方が高くなるから。特に風通しの悪い場所は、どんどん室温が上昇し、中にいる者が熱中症を発祥し易い。

 クーラーに当たり過ぎると冷房症
 クーラーを全く利用しないと熱中症
 どちらも程々に、てことか。(^~^;)


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aosima0714

初めまして!
遊びに来ました!
良かったら私のブログに来てくださいね!
これから、ちょこちょこ遊びにきます!よろしくです<m(__)m>
by aosima0714 (2009-08-05 15:54) 

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