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本当は怖い家庭の医学:夏バテと思ったら脳脊髄液減少症 [本当は怖い家庭の医学]

1. 本当は怖い家庭の医学:夏バテと思ったら脳脊髄液減少症

 本当は怖い家庭の医学で取り上げられたのは以下の通り:

 ……自分は夏バテするので、夏はとにかく苦手。ある夏。食欲がなかなか湧かず、夜もあまり食事を取らなかった。ある日、腹部に痛みを感じるように。水分の取り過ぎか、と判断し、水分の摂取を極力控えるように。すると、腹部の痛みはなくなった。それ以降、夏でも水分を取らない夏バテ対策を実施するように。それから数年後。目の前が回転するような眩暈を感じるように。いつもの夏バテか、と考えていたが……。翌日も眩暈が。しかも頭痛や吐き気も感じるように。あちこちの病院で検査を受けたが、結果は「異常なし」。しかし、症状は悪化し、日常生活もままならなくなった。仕事も辞める羽目に。友人からある病院を紹介され、検査を受けたところ、夏バテと思っていた症状が別の病だったことが判明……

脳脊髄液減少症だった

 脳脊髄液減少症 cerebrospinal fluid hypovolemia )とは、脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少し、頭痛や眩暈、耳鳴り、倦怠などの症状が起こる疾患。脳脊髄液減少症は交通事故などで脊髄を損傷した時に起こる疾患と思われていたが、最近は夏バテとも関連していることが判明。脳脊髄液減少症の発症率が夏に最も多いこともこれを裏付けている。脳脊髄液減少症を、患者本人が単なる夏バテと勘違いしているケースも多い。脳脊髄液減少症は、水分不足でも起こる。人間は1日3リットルの水を必要する。食べ物から摂れる水分は1リットル程度。残りの2リットルは飲み物から摂らなければならない。今回の患者は、「夏バテ対策」として、水分の摂取を控えてしまった。その為、慢性的な脱水状態に。毎年のように夏バテになったのは、脱水状態により髄液が減ったから。脱水状態になると、普通は喉が渇く筈だが、今回の患者は喉の渇きを感じることはなかった。これは、脱水状態が慢性的になっていたから。スポーツの後など、急激な脱水状態だと、脳がそれを察して喉の渇きを感じる信号を発する。が、慢性的な脱水状態だと脳がその状態に慣れていて、信号を出さないのである。今回の患者は数年間にわたって脱水症状が続くようになり、眩暈や頭痛など様々な症状を引き起こした。


 水を毎日2リットル摂れ、とはよく言われるが……。
 下手にそれを守ろうとするとしょっちゅうトイレに行かなければならなくなりそう……。
 ちなみに、自分はそこまで水分を摂っていない。
 大丈夫かね。(^~^;)


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コメント 1

ゆめ

はじめまして。
脳脊髄液減少症患者が抱える

まるで水俣病の未認定問題のような現状を
ご存知ですか?

交通事故でこの病を発症しても、損害保険会社が否定派医師をひっぱりだしてきて認めないのです。

そのため、医学界での統一見解が遅れ、いまだに唯一の治療法である
脳脊髄液の漏れを止めるブラッドパッチ治療に健康保険の適用すらきかないのです。

激しい症状に耐えかねて、自殺をする患者さんもいます。

治療医が少ないために、順番待ちが耐え切れず、亡くなっていく患者もいます。

自費の治療が払えなくて、苦しい症状がありながら、治療をあきらめる患者さんもいます。

見た目ではどこが病気かわらかないために、いわれなき誹謗中傷を受けたり、家族にも症状をわかってもらえず、離婚に至る患者さんもいます。

脳脊髄液減少症の抱える症状も、とりまく医療界の現状も、
非常に厳しいものなのです。

あんなバラエティ番組では、脳脊髄液減少症の本当の怖さは
まったく伝わってきませんでした。

患者としてとても残念です。
by ゆめ (2009-07-24 21:34) 

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