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行列のできる法律相談所:ブログやツイッターの発言は合法?! 違法?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:ブログやツイッターの発言は合法?! 違法?!

ブログやツイッターの発言は合法?! 違法?!

ブログで、訪れたレストランについて「不味い。別の店に行った方が良い」とコメントするのは違法? 違法ではない?

北村弁護士の見解:違法ではない
これは違法ではありません。この場合でいうと、それぞれが素直な感想を述べているということであれば、店側としたらこれを反省として受け止めて、味が向上し店は繁栄する事もあるし、社会全体が向上する可能性が非常に高い訳です。表現行為に価値があるのです。これは適法として自由に批判する社会であった方がOKという話なのです

ただし、悪意のある場合は違法になる可能性があります」と追記されているが……。
 今回の様に「パスタは茹で過ぎ! しょっぱ過ぎて素材の味がしない! 別のお店に行く事をお勧めします!」といったコメントにしてしまうと、素直な意見であっても悪意がある、と見なされる可能性が。
パスタは自分の好みより茹で過ぎ感があった。塩加減も自分には濃過ぎた」という風に、あくまでも個人の意見である事を強調するなど、例え酷評であっても工夫した方がいいと思われる。
 少なくとも自分はそうして予防線を張っている。
 それで充分なのかは不明だが。(^~^;)

雑誌の写真や記事を無断でブログに掲載するのは違法? 違法ではない?

住田弁護士の見解:違法
そのものではなく雑誌の写真となると、これは創作物と言えて著作権があるのですね。ブログとかそういうものに載せる事についても、それは本来著作権を持っている人が独占出来るものなのです。それ以外の人が雑誌の記事を別の形でホームページやブログに載せたりするのは、公衆送信権を侵害するという事になります

 商品そのものを自分で写し、それをブログに乗せるのは問題ないが、他人が撮った写真を載せるのはまずい、という事。
 当然といえば当然だが。
 ただ、それだと雑誌を切り抜いてまとめるのはどうなの? という疑問が挙がりそう。一般人にとっては、ブログもスクラップブックも同じ様なもんだし。(^~^;)

他人の浮気をツイッターでばらすのは違法? 違法ではない?

菊池弁護士の見解:違法
撮った方が『だって真実じゃない』『本当の事を載せて何故悪いの?』などと反論しそうですが、本当の事であれば公にしていいか、というとこれは違うのですね。真実でもプライバシーの侵害で違法になる、という事に気をつけなければなりません

 名前や社名を伏字にすれば、大丈夫だと思われるが、実名公表となると問題になって当然。
 浮気なんてする方が悪いといってしまえばそれまでだが、今回のVTRだと、浮気だったのかも定かでない、という問題も生じる。(^~^;)

会社の内情をツイッターでばらすのは違法? 違法ではない?

本村弁護士の見解:違法
会社の従業員には雇用契約上、会社の業務上の秘密を漏らしてはならないという、秘密保持義務があります。まだ一般には知られていない会社の経営状況の悪化などの情報をみだりに社外に漏らすと、この秘密保持義務違反となって、例えば懲戒処分の対象になってしまいます
 北村弁護士本村弁護士の意見に対して:
ちょっと異論があるんですけどね、本件は倒産寸前と書かれている所が事実と違うと思うんですね。週休4日になったとしても、企業は生き残る為に努力をしている訳ですね。会社は資金繰りに詰まらなければ、倒産しない訳です。必ずしも倒産寸前とは言えないので
 本村弁護士北村弁護士の意見に対して:
倒産寸前が事実だったら、書いてもいいのか、という事なんですよ
 北村弁護士本村弁護士の意見に対して:
倒産寸前が仮に事実だとすると、これはもう仕方ないんですね。社員が漏らしたからといって、守るべき利益は無いんですから
 本村弁護士北村弁護士の意見に対して:
書いちゃうから倒産してしまうんですよ。実際には
 住田弁護士
会社の内部の人間が言う事の重みは大きいのです

 弁護士間でやけに揉めたが……。
 ただ、北村弁護士の主張は弱い様な。
 書いても書かなくても倒産するなら書いてもいいじゃないか、というのは暴論。
 仮に倒産して、秘密保持義務違反に問われたら、裁判で「書いたから倒産したのか否か」が争われる事になる。
 書いてから翌日に倒産したなら、「仮に書かなくても結果は変わっていなかった」と判断されそうだが(書き込んだ内容がそこまで早く反映されるとは思えない)、書いてから数ヶ月後に倒産した場合、実際はどうであれ「書かれていなかったら倒産には至らなかった可能性が高い」と判断されそう。(^~^;)

 今回の放送で住田弁護士が番組を卒業。
 意外だったが……。
 思えば10年以上続いている番組だから、オリジナルメンバーの卒業があって当然。
 今回の卒業で、オリジナルメンバー(弁護士に限る)は北村弁護士だけに。
 北村弁護士はよく長く続けられるな、と思う。

 代わりの弁護士は誰なのか。女性らしいが……。(^~^;)


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瓦版

今回の案件の僕の見解は何れも番組の判定通りでした。1つ目については「こんなクソ不味い料理を作った料理人なんか死んでしまえ!」といった類の書き込みをしたとなれば違法性が出て来る可能性もありますけれども、あのVTRの程度の批判なら全然問題にならないですね。他人から自分が作った料理が「不味い!」とブログ屋ツイッターで指摘してもらえるならその人は逆に感謝すべきなんです。もし、本当に冷酷な人なら仮に料理が不味くても何も言わずにパタッと行かなくなりますからね。ですから、理想を追い求めるということは必ず何時か何処かで何かしらの痛みを伴うことなんです、それも場合によっては尋常じゃなく堪え難い痛みを伴わなければならない可能性も十二分にあるんです。ですから、批判したり、自分を否定する人に対してはもっと感謝すべきなんです、自分の思想や自分がやることなすことをもっと高水準の物にする機会を与えてくれたと捉えてね。もし、この程度のことが違法になれば、僕ややくみつるさんややしきたかじんさんや松尾貴史さん等のような辛口コメンテーターの存在は否定されることになってしまい、況んや、「お願い!ランキングGOLD」の「美食アカデミー」のコーナーや「たかじんのそこまで言って委員会」は無くなってしまいますからね。まぁ、この後で何処かのリベラル人権派の漫画廃人がまた訳の分からない言い掛かりや寝言や屁理屈小理屈を並べて、「これは違法だ!瓦版のような根の腐った人間が放つ毒舌は世の中から駆逐しなければならない!」とかとほざいてくるであろうことは容易に想像出来ますけれどもね。2つ目についてはやはり違法になってしまうでしょう。スクラップのように雑誌の中でも自分が気に入ったを切り抜き、自分個人だけで楽しむ分には問題にならないと思いますけれども、それを不特定多数の人間、況んや、出版社の人も見るかもしれないネット上で公開した場合、その行為は無断複写・無断転写に当たってしまいますから、その出版社の人達が黙っていないと思います、彼らからすれば、著作権侵害になりますからね。3つ目についてもやはり違法になりますね。確かに事実を知る権利は法律上保証されている(裏を返せば知りたくないと言う権利もあるでしょう。)とは言えども、津村さんも御指摘の通り、本当のことだからと言って、他人のプライバシーに関わることを実名を使って公開してもよいという理屈は金輪際成り立ちませんからね。4つ目についてもやはり違法になります。これはれっきとした秘密保持義務違反であり、公開する必要が全くない情報じゃないですか。しかも、本件のような内部の機密情報を公開したとなれば違法性は極めて高くなり、場合によってはその従業員を解雇せねばならないだけに止まらず、会社に不必要な損害を与えたということで、刑事告発される可能性も十二分に有り得る話です。もし、これをやったのが公務員や弁護士や医療従事者(医師・歯科医師・獣医師・薬剤師・看護士(看護婦も含む。)等)等の一定の職種の人が対象となれば、守秘義務(刑法第134条)違反となり、刑事罰を受ける可能性もあるので、こういう職種の人達は特に極めて厳重な注意が必要になります。勿論、それ以外の民間企業に勤務されている人達も本村弁護士が指摘された秘密保持義務は必ず付いて回りますから、同じく厳重な注意が必要になります。情報というものは本当に怖いものですね、つい最近、ウィキリークス創始者のアサンジ容疑者(被告?)の問題が取り沙汰されましたけれども、それだけ情報は正しい倫理感や道徳感を持って扱わねばならないということなんですよね。
by 瓦版 (2011-11-23 11:33) 

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