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行列のできる法律相談所:秘密多過ぎ?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:秘密多過ぎ?!

秘密多過ぎ?!

 女性Aは、男性Bと結婚していた。
 男性Bは、夫としては申し分ないのだが、収入額を教えない、携帯電話の番号を教えない、出張先を教えない、自室への立ち入りを許可しない等、秘密事が多過ぎた。
 これに腹を立てた女性Aは、離婚を申し立てる。
 男性Bは、この程度で離婚が認められる訳がない、と言い張る。
 秘密を抱えたがる夫から離婚出来るのか?

北村弁護士の見解:違法ではない
これは、離婚できません。例えば、同業者同士の結婚で、弁護士同士の結婚がなかなか離婚率が高いと、我々の業界では言われております。お隣の方(大渕弁護士)もそうです。色々理由もあるでしょうけども、やっぱりお互い知り過ぎていると、どうしても言いたくなる。そういうものを避けたいという夫の気持ちも分かります、と。プライバシーは当然夫のもある。じゃ、どこまでいったら離婚できるんだと。どんな職種かさえも言わない。ここまでいくと流石に、これは将来の不安。この不安に苛まれれば、これは女性も無理からのところもあるラインかなという事です
 菊地弁護士の見解に対して:
夫婦は一心同体ではなくてですね、それぞれが自分の生活を持って、それぞれがその自分の目的なり、生きる楽しみなり、そういうものを持って、独立して生きていけばそれでいいんです。ただ、重要な時にはその二人で共同作業をすればいいのであって、それを何でもかんでもやらなければ、それは夫婦ではないなんていう発想じゃ駄目です

大渕弁護士の見解:違法ではない
はい。実際に収入を教えていない夫婦って凄く多いんですね。これで離婚出来たら、殆どの夫婦が離婚できてしまう。鍵をかけるのもやっぱり、プライバシーは夫婦間にもある。それは守らなければいけない
「全く問題ないか」と問われて:
出張先を言わないのも、頻繁過ぎるのであれば、問題だと思います。月の半分いないとか、破綻になってしまいますよね。月一回だったので

本村弁護士の見解:違法ではない
結婚生活を維持するために、妻として当然知っておかないといけない情報すら、夫が秘密にして、何にも教えてくれないと、そういうケースだったら離婚出来ると思います。今回のVTRのケースはそこまで酷くないですからね。結局これくらいは全然問題ないんです。これくらいの秘密は全然問題ない!

 3人の弁護士の見解は、夫婦とはいえプライバシーはあるので、それを片方が持ちたがっていたからといって離婚事由にはならない、という事らしい。
 今回のケースは度が過ぎている部分もなくもないが、離婚に至る程深刻ではない、という意見の様である。
 携帯電話の番号を教えないなどとなると、「疑って下さい」と言わんばかりだが、それでも法的には「問題ない」となるらしい。(^~^;)

菊池弁護士の見解:違法ではない
はい、もう離婚出来ます。夫婦というのは、お互いをこの世の中で一番理解して、一番、知っている存在。そこに秘密が多く入っていたら夫婦としての関係を深めるという事が出来ないんですね。この旦那さんは、まだ、遊びの恋と間違われているんですね。夢見るのが恋人、目覚めているのが夫婦です

 菊池弁護士の見解は、夫婦としての理想像を述べている感じ。
 何もかもオープンであった方がいいのかも知れないが、いざそうしてみろ、となるとなかなか出来ない。
 極端な隠し事はまずいが、ある程度は認めないと結婚生活は長続きしなさそうな。(^~^;)

 今回の問題は、法廷問題というより、弁護士それぞれの夫婦観を述べただけの感じ。
 理想の夫婦関係を築いているのはどれかね。(^~^;)





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瓦版

こんなもん、離婚なんか出来るわけがありません、全然話になりません。はっきり言って、この妻は夫の何に対して文句を言っているのか全く分からない。漠然とした不安・不満・妄想なんかは法律的に一切保護されないのが司法の原則なんです!では、各々の事柄について検証してみます。

①自分の給料を教えてくれない。

こんなもんなんか当たり前じゃないですか!自分の給料を一々妻に教えねばならない義務なんか全然ないわけですし、逆に妻も夫の給料を知る権利なんかもありません。理由はどうあれ、夫が自分の給料を妻に開示することを拒否した以上、妻はそれ以上夫の給料について知る権利なんかないわけなんですね。家計を妻に管理させずに夫が管理しているのはもし、妻が管理すれば、自分の贅沢のために金を湯水のように使うことを予想出来ていたからこそのことで、これは極めて合理的且つ賢明な判断です。もし、妻が今まで以上のお金が欲しいと思うのであれば、夫の給料を頼るのではなく、自分もパートに出るなり、バイトをするなり、さもなければ、どこかの会社乃至は役所の正規の社員乃至は職員として働き、金を稼げばいいだけだということです。極論すれば、妻は権利ばかり主張し、それに伴う義務を負うことを嫌がるクズだと言っても過言ではないです!本ブログの2011年2月7日付の「給料明細を見せろ!?」の頁でも僕ははっきりとそんな権限はないと言いましたけれども、その後で何処かのボケ漫画廃人が訳の分からない寝言や支離滅裂な言い掛かりや意味不明な屁理屈小理屈を散々並べ捲って、「夫は妻に給料明細を見せねばならない!」とほざいていたので、補足しますけれども、全く話になりません!

②出張先、そのパートナーを教えない。

これも当たり前。4つ挙げますけれども、その中でも最もくだらないです!こんなことが離婚の引き金になるなんか聞いたことないですよ。抑、出張を何時、誰と行こうと勝手じゃないですか。妻は出張に付いて行くわけでもないのにそこに茶々を入れるべき理由や必要性なんか全くないです!逆にそんなことして一体何になるのかと逆質問してやりたいくらいです!
これは正直言って、かなりに目に余る行動であって、こんなことを平気でする人のふざけた相談の見解は真面に見解を出す気になれませんよ!

③2台目の携帯電話の番号を教えない。

これも至極当然の対応です。恐らく、この2台目の携帯電話は仕事用です。そんな携帯電話の番号を安易に教えでもしたら、あんな性格の妻のことです、大事な仕事の提携先の人と話をしている最中に浮気を疑ってガーガーと執拗に電話を掛けてくることが容易に予想出来ますので、夫が2台目の携帯電話の番号を教えないのは合理的で賢明な判断です!浮気しているかどうかが決まったわけでも全くないのに妻からそのように決め付けられたとすれば、夫からすれば迷惑千万で心外だと思います。

④自分の部屋に鍵を掛ける。

これも至極当然の対応ですし、僕も自分の部屋に入る時は必ず施錠します。夫はそれだけ自分がやっている仕事が相当重要で妻に干渉されたくないと思うレベルの仕事をしているか妻にとっては気に食わないかもしれないものの夫としてはごく普通の自分の趣味に没頭するためと考えればこれは至って特に何の問題もない対応です。まぁ、どうせ、妻はこれについても部屋を施錠することということは不倫相手と何か情報交換しているに違いないと言うあらぬ疑いを夫に掛けているんだと思いますけれども、これについても夫からすれば迷惑千万極まりなく非常に心外だと思います。もし、この夫が僕なら、本気でブチ切れて拳を一発献上するでしょう。

まぁ、ざっくばらんに各々の事柄について述べてきましたけれども、本件を総括してはっきりと言えることは「夫が妻に対して「離婚しろ!」と言うのであれば、離婚を認められる可能性は極めて高いですけれども、逆に妻が夫に対して「離婚しろ!」と言うのであれば、法的保護されるに全然値しない漠然とした不安・不満・妄想を保護することになるので法の精神に基づけば離婚は一切認められない。もし、どうしても離婚したいのであれば、夫に慰謝料を払ってから離婚しなければならない。」と言うことです。各弁護士の見解についてですけれども、当然、北村・大渕・本村弁護士の見解が完全に合理的であり、特に北村弁護士の菊地弁護士の見解に対する反論部分は弁護士として全くと言って申し分がない完璧な見解であると言っても過言ではありません。菊地弁護士は頭ごなしに「この夫は不倫をしているのだ!」ということを決め付け、そのことを前提にして見解を出しているので、これは全く筋が通っていない詭弁だらけの見解であると言っても過言ではありません。まぁ、どうせこの後で何処かのボケ漫画廃人が訳の分からない寝言や支離滅裂な言い掛かりや意味不明な屁理屈小理屈を散々並べ捲って「これはもう当然離婚出来ます!菊地弁護士の御指摘通り、明らかに夫は不倫をしている。上の人間不信の反日主義者(そのボケ漫画廃人曰く僕のこと)は言っていることが酷過ぎる!」とでも吐かしてくる可能性が極めて高いので反論の余地を与えないために口封じをしておきますけれども、北村弁護士の菊地弁護士の見解への反論部分が全てを物語っていると言うことです。まぁ、そういうことなんですよ。
by 瓦版 (2012-08-02 03:25) 

つるゆう

はい、これは離婚できます。
プライバシーというのはそもそも第三者に対しては法的な保護に値するんですが、今回は夫婦の間柄です。ここまで深い関係になると何でも包み隠さず言える筈ですから、プライバシーは全くありません。結婚というのはプライバシーを脱ぎ捨ててお互いに全てを曝け出すのが前提なので、隠す方がおかしいです。
by つるゆう (2015-05-23 08:59) 

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