SSブログ

行列のできる法律相談所:借金トラブル4連発 [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:借金トラブル4連発

借金トラブル4連発

親の借金を子が代わりに返さなければならないのか?!

北村弁護士の見解:返さなくてよい
はい。返さなくていいですね。大学一年の法学部に入って一年生の最初の授業で習うんですけど、『法人格』っていうんですけど、これは人であれば必ずある訳ですね。親子であってもこの『法人格』というのは別々なんですね。だから、子供が親の連帯保証人になるとかしない限りこの義務を負うって事はないんですね。気を付けて頂きたいのは、まともな業者の方は貸金業法などで親の借金をお子さんに返せと言っては絶対に言ってはいけない事になってますから。万が一そんな事になったら、弁護士に言うとか行政機関に言うとかして、免許剥奪してもらうという事になります

 これは当然。
 親子も、子が成人してしまえば法的には他人同士になるのだから、借金取りが子に親の借金の返済を迫る権利はない。
 ただ、通常子が親の連帯保証人になる可能性は低いが、逆は有り得るので、借金取りが親に子の借金の返済を迫るケースは多そう。(^~^;)

離婚を理由に保証人を止められる?!

大渕弁護士の見解:止められない
これは止められないですね。奥さんはお金を貸してくれた人との間で保証の契約を結んでいるので、夫との関係がどう、っていうのは一切関係のない事です。(保証人を止めるには)別の人を連れてきて債権者の人に同意してもらえば出来ます
 北村弁護士の補足:
保証人を止める事は実際出来ないです。絶対。そんな奴(夫)と結婚したのが悪いという事ですよ
 菊地弁護士の補足:
離婚でもし保証人の責任なくなっちゃうっていうんだったら、皆偽装離婚ですよ。役所から離婚届取って、離婚した事にしようなって

 これは仕方ないといえば仕方ない。
 連帯保証人を止めるには、貸した側と交渉する必要があり、夫に対し「保証人を止める」といったところで何の意味もない。
 救いがなさ過ぎる感があるが。

 これまで自分は何度も連帯保証人の異常性を述べているが……。
 弁護士団が全く異常性を感じていないのが分からない。
 契約とは、本来交わした者同士で金銭上の損得の関係になければならない。連帯保証人は、なったところで何の金銭的利益も得ないが、万が一の場合は借金を背負い、莫大な損害を被る。こんなのを契約と見なしてはならない筈。
 貸す側は、一つの借金で実際に借りる側と連帯保証人の二人と契約を交わす事になり、不自然。
 そもそも借用書は、「私は借りた金を返します」という保証書。それに連帯保証人を連れて来ると、保証を保証する事になってしまう。そこまでしないと金を貸せないなら、最初から貸すな、という話になる。
 何故日本ではこうした異常がまかり通っているのか、理解出来ない。(^~^;)

亡くなった親が貸していたお金を返してもらえるか?!

菊池弁護士の見解:返してもらえる
お父様がお貸しになったお金ですね。お父さんはお亡くなりになって、今の娘さんが唯一の相続人っていう事になりますと、亡くなったお父様がお持ちだったマイナスの財産、例えば借金が良い例ですね。プラスの財産、これは例えば何か不動産とか。マイナスもプラスもみんな相続人に全部引き継がれます。この貸したお金返して下さいっていう権利ですね。これも娘さんに引き継がれてお嬢さんはやはり返して下さいっていう権利を承継するという事なんです

 今回のケースでは、子が親の借用書を相続した形になるので、金を返してもらう権利が発生するのは当然といえる。(^~^;)

毎日催促のメールを送るのは罪になるか?!

本村弁護士の見解:罪にならない
期限を過ぎているのに借金を返してもらえないと場合に毎日メールで催促をする。これは正当な債権の取り立て行為ですから。これが罪になるって事は普通はありません。ただし、メールの文面が脅迫に当たる様な場合、例えば『返さないと殺すぞ』とか正当な権利行使の程度を逸脱する様な場合には、恐喝罪あるいは恐喝未遂罪になることがあります。VTRのメールの場合は乱暴な言い方ではありますが、脅迫というレベルまではいってないと思います
< 解説補足 >
 今回はあくまで個人同士の貸し借りのため罪になりませんが、 これを業者が行うと罪になる可能性があります

 VTRの催促メールは、かなり悪徳なものに見えたが……。
 本村弁護士が言っていた様に、危害を加える、といった内容の文言を盛り込んでいない限り、「脅迫」には該当しないらしい。

 補足は蛇足っぽい感じ。
 今回の番組を業者が観て、「へえ。メールで催促メールを毎日送っても大丈夫だったのか!」と判断するとは思えない。(^~^;)

 新弁護士が登場したが……。
 バツ一らしいが、再婚を機に番組を降板しそう。
 新司会とは誰かね。
 誰であろうと、番組が成り立つ事は既に証明されている。(^~^;)

瓦版さんの意見:
まぁ、今週の案件についても、僕の見解は全て番組の判定通りになりましたね。まず、1つ目の僕の見解については基本的に津村さんと北村弁護士と全く同じであり、こんなもん、問答無用で返済する義務なんか発生するわけがないですね。親が借金したからと言って、親が動けない、又は働けくなったら、子供がその借金の返済義務を負えと言うのは暴論以外の何物でもありませんからね。但し、親が亡くなった場合、その借金を相続したことになりますから、その場合は返済義務が発生してしまいますけれどもね。2つ目についても至極当然の判定であり、離婚を理由に保証人を辞めることなんか出来やしないですね、そんなもん、全く理由になりません。保証人や連帯保証人は一度なってしまったら、死ぬまで辞めることは出来やしません。だから、誰かの保証人や連帯保証人になんか絶対になってはいけないんです。津村さんも仰る通り、何故、未だにこんな異常な制度が存在し続けているのかが理解不能ですし、こう言った人達がいなければ結婚したり、アパート等を借りられないと言うのも非常におかしな話ですよね。この制度の廃止は固より、他にもかつて丸山参議院議員(兼弁護士)も仰っていましたけれども、いっそのこと、結婚制度なんか無くしてしまえとさえ思えてくるほどですよ。3つ目についても当然の判定であり、遺産を相続するということは上述のように借金(負の遺産)を相続しなければならないこともありますけれども、本件のように借用書を夫婦で相続したとなれば、共有財産となり、その正の遺産の半分をこの元妻(?)も相続する権利は発生しますからね(と言いますか、もし、この2つ目と3つ目が話が続いている(同一人物による相談だ)としたら、その金も借金の返済に使えと言いたくなりますね。)。4つ目についてもやはり当然の判定であり、借金を返さない奴の方がよっぽど悪いんですから、「借金を返せ!」と迫っただけでは全然罪になりようにないです。本村弁護士や番組の補足解説の通り、「借金を返さなければ殺すぞ!」と脅したり、業者が借金返済を迫れば、違法性が出て来ますけれども、本件は全く問題になりようにありません。




nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 2

コメント 2

瓦版

まぁ、今週の案件についても、僕の見解は全て番組の判定通りになりましたね。まず、1つ目の僕の見解については基本的に津村さんと北村弁護士と全く同じであり、こんなもん、問答無用で返済する義務なんか発生するわけがないですね。親が借金したからと言って、親が動けない、又は働けくなったら、子供がその借金の返済義務を負えと言うのは暴論以外の何物でもありませんからね。但し、親が亡くなった場合、その借金を相続したことになりますから、その場合は返済義務が発生してしまいますけれどもね。2つ目についても至極当然の判定であり、離婚を理由に保証人を辞めることなんか出来やしないですね、そんなもん、全く理由になりません。保証人や連帯保証人は一度なってしまったら、死ぬまで辞めることは出来やしません。だから、誰かの保証人や連帯保証人になんか絶対になってはいけないんです。津村さんも仰る通り、何故、未だにこんな異常な制度が存在し続けているのかが理解不能ですし、こう言った人達がいなければ結婚したり、アパート等を借りられないと言うのも非常におかしな話ですよね。この制度の廃止は固より、他にもかつて丸山参議院議員(兼弁護士)も仰っていましたけれども、いっそのこと、結婚制度なんか無くしてしまえとさえ思えてくるほどですよ。3つ目についても当然の判定であり、遺産を相続するということは上述のように借金(負の遺産)を相続しなければならないこともありますけれども、本件のように借用書を夫婦で相続したとなれば、共有財産となり、その正の遺産の半分をこの元妻(?)も相続する権利は発生しますからね(と言いますか、もし、この2つ目と3つ目が話が続いている(同一人物による相談だ)としたら、その金も借金の返済に使えと言いたくなりますね。)。4つ目についてもやはり当然の判定であり、借金を返さない奴の方がよっぽど悪いんですから、「借金を返せ!」と迫っただけでは全然罪になりようにないです。本村弁護士や番組の補足解説の通り、「借金を返さなければ殺すぞ!」と脅したり、業者が借金返済を迫れば、違法性が出て来ますけれども、本件は全く問題になりようにありません。
by 瓦版 (2011-11-29 10:20) 

ブロガー(志望)

お邪魔します。
 グラミン銀行といったマイクロクレジットでは連帯保証制度を
採用していると聞いています。思うにこの制度は「借り手が
保証人に迷惑をかけられない、迷惑をかけようなら深刻な
社会的ダメージを負いかねない」という前提の上に成り立つ
制度なのでしょう(強固なムラ社会といった)。日本もかつては
そうだったのでしょうけど、近代化によってそういった「縛り」が
希薄になったにもかかわらず、それを前提にした仕組みが
残されている事が問題なのだと思います。
by ブロガー(志望) (2011-12-03 12:33) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0