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行列のできる法律相談所:男友達と飲み歩く妻とは離婚できないのか?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:男友達と飲み歩く妻とは離婚できないのか?!

男友達と飲み歩く妻とは離婚できないのか?!

 男性Aはサラリーマン。
 彼には妻がいたが、それが現在悩みの種となっていた。
 妻の女性Bはキャリアウーマンとして働いていたが、毎晩のように仕事関係の男友達と飲み歩くのだ。
 当然ながら、男性Aはこれを良しと思わない。妻に対しいい加減やめろ、と要求。
 が、女性Bは言う。
 自分は家事はきちんとやっていて、妻としての役割をきちんと果たしている。しかも、ただ男友達と飲み歩いているだけで、浮気している訳でもない、と。
 これを聞いた、男性Aの堪忍袋の緒が切れる。もう離婚だ、と。
 女性Bは更に言う。
 この程度で離婚が認められる訳がない、と。
 毎夜男友達と飲み歩く妻と離婚する為には、どうすればいいのか?

判決」では、次の見解が出された:

北村弁護士の見解:直ぐに別居
まだ破綻していないんです。だからこの場合は直ちには離婚できない。そこで、破綻という事実を作るのが一番適切です。別居に至った過程を見ると、妻が毎晩男とデートしている訳だから、普通に考えて夫の責任ではない、『妻の責任で別居に至り破綻した』と認定されれば離婚できると

 北村弁護士の見解は一番現実的。
 実行し易くもある。
 といっても、簡単ではないが。
 離婚するには生半可じゃない努力が必要なんだな、と思ってしまう(離婚までの手続きが簡単過ぎると、それはそれで問題になるからだろうが)。
 妻との関係修復は100%望めない、という時はこの方法しかないだろう。

住田弁護士の見解:約束事を決める
これ実は、家庭裁判所の調停に持ち込むんです。夫婦関係の円満の調停、つまり『妻が毎晩夜遊びしてるんです』『何とかしたいんです』という夫側からの訴えをするんですね。(調停は)裁判の一種で調停委員が入って行われますから、『旦那さんが心配なんだから、こういう様な条件を作ってみてはどうでしょうか』と月に1日とか(約束事を)決めて。『夫婦関係を円満にやりたい』という調停にすら乗らないという事になると、今度は『妻側が夫の話し合いを拒否している』という一つの実績になんです。そしてその実績が次の離婚の証拠になるんで

 住田弁護士の見解は、「実績を作ってからでないと離婚できないので、まず実績を作れ」という点では北村弁護士の見解と一致するものの、非常に回りくどい。
 住田弁護士は、北村弁護士と違い、「もし関係が修復できるならそうしたい」と考えているからか。
 ただ、家庭の問題を裁判所に持って行きたがる者はそうそういないだろう。手続きが面倒臭いし、費用もかなりかかるし、時間だってかかる。裁判所を飛び込みで訪れてその日の内に対処してもらえる、てことはないのだろうから。
 妻との関係をどうにか修復したい、と考えている人は別として、大抵の人は北村弁護士の方法を選択すると思われる。

石渡弁護士の見解:記録をとる
これは不愉快極まりないかなと。(デートの)回数も多いですし、親密度も高そうですので、この『不愉快だ』という事を裁判所に伝えなくてはいけないので、まず証拠を探して、(2~3ヶ月)は記録を取った方がいいです。日記の様なもので付けておくと後でなかなか作り変えることができないので、結構信用性の高い証拠になります
 本村弁護士の回答に対して:
不貞をしていなくても、性格の著しい不一致は離婚理由になります

 石渡弁護士の見解の内容は、住田弁護士のより更に回りくどいような。
 しかも、実効性もあまり高そうでない。
 日記の証拠力が裁判所でどこまで認められるか、疑問に思うし。
 北村弁護士の方法の方がまだマシ。

本村弁護士の見解:浮気するまで待つ
本当に浮気するまでは基本的には離婚できませんから、浮気するまで待つしかない、これは正攻法ですよ。ずっとしないなら……。もうしょうがないな
 石渡弁護士の反論に対して:
性格の不一致とかの問題じゃないでしょ?この妻は、ちゃんと妻としてやるべき事は全部やってますよ。毎晩飲み歩いていて帰ってこなかったら、僕は嫌だけど

 本村弁護士の見解は、やけに消極的だが……。
 妻がいざ浮気するようになれば確実に離婚できるから、その意味では現実的かも。
 ただ、何もしないで待っていろ、というのも酷である。
 本村弁護士も認めている通り、妻が絶対に浮気するという保証もないし。
 現在の状態が何年も続いたらどうするのか。
 また、「妻としてやるべき事は全部やってる」という発言内容には納得し難い。家にいるべき時にいない妻を、「やるべき事を全部やってる」と言えるのか。
 それとも、本村弁護士の家庭では、妻は今回の女性Bのように見せかけの家事しかしないのかね。

まにさんの意見:
住田弁護士の方法が、一番よさそう。 北村弁護士の方法もいいけど、別居となるとお金もかかりそう。 あれだけ毎晩のようにデートを繰り返されたら、夫としては耐えられないでしょうね。 妻が改善してくれれば一番だが、あのVTRは「改善することはない」という前提で見るべきものなんでしょうね(今までの経験からすると)。だとしたら、今すぐ離婚できてもいいんじゃないかな。 ただ、現実的には離婚するには材料不足。その材料を揃えるにはどうしたらいいか?それが本件の趣旨ってとこか。 ところでVTRに「実際に起こった思わぬトラブル」とテロップがあったけど…ホントなのかね?

瓦版さんの意見:
あの場合は北村・石渡弁護士の方法に基づいた行動をとるべきでしょう。先ずは別居し、2~3ヶ月間妻Bの行動を記録し続けるんです。これがもしも、状況証拠だとやはりどうしても証拠として不確実なものになってしまうこともあって、こういった不確実な証拠は裁判で訴えられた側に白を切られてしまい、訴えた側が不利になり易くなるので、そういう意味においてもこういった文字による日記みたいな記録は信憑性が非常に高く、証拠として極めて有効であると考えて何ら差し支えはないです。また、北村弁護士の「すぐに別居するべきである」と言う見解ですけれども、これも全くその通りで直ちに別居すべきです!別居のタイミングが遅くなれば遅くなるほど却ってあの夫が精神的にも肉体的にも追い詰められていく一方ですから、こういう場合は先ず別居し、妻の行動を追いつつ、記録を取り続けると言った流れでを大体2~3ヶ月ほどこれを続けると。ストーカーの心配についてなんですけれども、一応、彼等は夫婦関係にあるわけなので、こんなことで夫Aがストーカー呼ばわりされる謂れなんか全然ないわけですから、全く問題にならないです。繰り返しになりますけれども、この場合、直ちに別居して、2~3ヶ月ほど妻の行動を記録し続ける。勿論、この記録のためにお金が掛かるとしても、探偵を雇うのも問題無しです!そして、妻が浮気したら、一切時間を置かずに離婚してしまえばいいわけです。まぁ、これはもう、ある意味、彼らの離婚も時間の問題と捉えて全く差し支えないと考えられますけれどもね。今すぐに離婚することも出来ないわけではないんでしょうけれども、もし、未だ関係が破綻していないと言うなら、僕が言った手順を踏めばいいかと思われます。
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まに

住田弁護士の方法が、一番よさそう。
北村弁護士の方法もいいけど、別居となるとお金もかかりそう。

あれだけ毎晩のようにデートを繰り返されたら、夫としては耐えられないでしょうね。
妻が改善してくれれば一番だが、あのVTRは「改善することはない」という前提で見るべきものなんでしょうね(今までの経験からすると)。だとしたら、今すぐ離婚できてもいいんじゃないかな。
ただ、現実的には離婚するには材料不足。その材料を揃えるにはどうしたらいいか?それが本件の趣旨ってとこか。

ところでVTRに「実際に起こった思わぬトラブル」とテロップがあったけど…ホントなのかね?(^~^;)

by まに (2009-11-21 21:55) 

瓦版

あの場合は北村・石渡弁護士の方法に基づいた行動をとるべきでしょう。先ずは別居し、2~3ヶ月間妻Bの行動を記録し続けるんです。これがもしも、状況証拠だとやはりどうしても証拠として不確実なものになってしまうこともあって、こういった不確実な証拠は裁判で訴えられた側に白を切られてしまい、訴えた側が不利になり易くなるので、そういう意味においてもこういった文字による日記みたいな記録は信憑性が非常に高く、証拠として極めて有効であると考えて何ら差し支えはないです。また、北村弁護士の「すぐに別居するべきである」と言う見解ですけれども、これも全くその通りで直ちに別居すべきです!別居のタイミングが遅くなれば遅くなるほど却ってあの夫が精神的にも肉体的にも追い詰められていく一方ですから、こういう場合は先ず別居し、妻の行動を追いつつ、記録を取り続けると言った流れでを大体2~3ヶ月ほどこれを続けると。ストーカーの心配についてなんですけれども、一応、彼等は夫婦関係にあるわけなので、こんなことで夫Aがストーカー呼ばわりされる謂れなんか全然ないわけですから、全く問題にならないです。繰り返しになりますけれども、この場合、直ちに別居して、2~3ヶ月ほど妻の行動を記録し続ける。勿論、この記録のためにお金が掛かるとしても、探偵を雇うのも問題無しです!そして、妻が浮気したら、一切時間を置かずに離婚してしまえばいいわけです。まぁ、これはもう、ある意味、彼らの離婚も時間の問題と捉えて全く差し支えないと考えられますけれどもね。今すぐに離婚することも出来ないわけではないんでしょうけれども、もし、未だ関係が破綻していないと言うなら、僕が言った手順を踏めばいいかと思われます。
by 瓦版 (2009-11-22 03:00) 

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