行列のできる法律相談所：法律都市伝説5&6

1.　行列のできる法律相談所：法律都市伝説5&6

法律都市伝説5

　事故で信号機を破壊したら修理代は破壊した本人に請求されるのは本当か？！

　解答は「本当」。

北村弁護士の解説：
「他人のものを壊したら、損害賠償責任を負うのは当たり前ですね。信号機も都道府県のものですから、その賠償責任を負わなければならない。ちなみに、ETCのポールは1本3万円。ガードレールを壊した場合には、1メートル辺り2万円から2万4000円。高速道路だったら、大体4万円くらいです。保険に加入していれば、保険でまかなえます」

　物を壊された個人が、壊した個人を訴えるのは当然だが、行政側が物を壊されたからといって個人を訴えるのは間違いのような。
　なぜ行政側が保険をかけておかないのか、よく分からない。
「壊されても相手に請求すればいいんだ」としか思っていないのか。
　信号機やガードレールなんて、必ずしも必要があって設置されてるものではないんだし。勝手に設置したものを、破壊したから即弁償しろ、というのはおかしい。
　どっち道保険には入っていた方が良さそうだ。（＾～＾；）

法律都市伝説6

　自己破産したら戸籍に記載されて一生残るのは本当か？！

　解答は「嘘」。

住田弁護士の解説：
「戸籍、住民票、免許証などに載ることはありません。また、選挙権がなくなるのは戦前の話です。自己破産のメリットとしては、免責許可を受けると、 借金がなくなるんですが、一旦自己破産をした後、7年間は次に免責を貰おうとしても、難しいんですね。その他、5年から7年は銀行から借金は難しいし、クレジットカードも持てないということになっています」

　戸籍はあくまでも出生を記載するものだから、犯罪歴など、出生関連以外の情報は載らない。
　自己破産が記載されないのは当然のこと。
　借金する予定がない、クレジットカードも持つ予定がない、という者なら、自己破産はいざとなったらいいことばかり、ということになる。
　ま、実際はそうではないんだろうけど。（＾～＾；）

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