SSブログ

行列のできる法律相談所:自転車に関する法律問題 [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:自転車に関する法律問題

自転車に関する法律問題

 ・自転車で道路を並んで走行

北村弁護士の見解:違法
自転車は道路交通法上、軽車両に該当します。軽車両は道路を並進してはいけないという事になっていますこれに違反すると、2万円以下の罰金又は科料に処せられます。ただあまり見かけないんですけども、こういう標識(「並進可」)があるところでは、並進が許されています

大渕弁護士の見解:
意外なルールとして他にあるんですけども、歩行者に向かってベルを鳴らすと違法です。ベルというのは危険を防止する為に止むを得ない場合だけ、 鳴らしていいんですね。歩行者をどかす為に鳴らすのは違法なんです。違反した場合、2万円以下の罰金又は科料になります

 自転車が並走するのは違法、とはよく聞くが……。
 人間が横に並んで道路や歩道を塞いで歩く姿の方がよく見かける。
 そちらは違法にならないのか。(^~^;)

 ・前後に子供を乗せての3人乗り

菊池弁護士の見解:
これは一定の条件を満たす限り、違法ではないと言う事になります。2009年の7月からですね、専用に整備された自転車である事、運転する人が16歳以上である事、乗せるお子さんが6歳未満である事、この条件を満たした場合には自転車の3人乗りと言うのは違法ではないという事になりました。安全基準を満たす自転車と言うのは、『BAAマーク』ですとかその他のマークの様な、『安全基準に適合していますよ』という事を示すシールが大抵貼られていますので、3人乗りをする場合というのはこういうシールが貼ってある自転車を選ぶ様にして下さい

本村弁護士の見解:
根本的な話なんですが、道路交通法で自転車は軽車両とされていますので、車道のほうを通行しないといけないと。これが原則です。違反すると、3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金に処せられます。ただし自転車が例外的に歩道を通行しても良いと認められている場合があります。まず道路標識がある場合。「自転車通行可」の道路標識のある歩道、これは歩道を走っても構いません。それから自転車を運転しているのが13歳未満の子ども・70歳以上の高齢者・あと一定の体の不自由な方が自転車を運転している場合です

 3人乗りは、当局が一旦禁止しようとしたものの、反発が多かった為、現在の法律に改められた。
 といっても、厳格に取り締まられているとは思えない。
 現実を見ないお役所仕事発想の規制と言える。

 自転車を頻繁に利用する者からすれば、自転車が法律上軽車両に分類される事に違和感が。
 自転車なんて、ちょっと大きめの靴。
 靴として利用している物体に対してあれこれルールを定められても、「何故?」としか思えない。
 つまらないルールをあれこれ作るより、自由にさせてもらった方がよほど安全になると思う(そもそもこういう問題でうるさく言うのは婆が殆ど)。
 自転車を冷遇する地域は決まって衰退する、というのも全国共通だし。(^~^;)





nice!(3)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 3

コメント 1

瓦版

まぁ、僕も大学時代までの通学だったり現在の職場への通勤で自転車に乗る機会が非常に多いんですけれども、何だかんだ言って自転車についてもここ最近、色々と規制が厳しくなってきましたよね。それこそ知らず知らずの内に法律違反をしていたなんてことになったら、洒落になりませんからね。特にピスト(勿論、僕は持っていませんが。)を公道で走行することは道交法違反になったり、今回の案件でも取り上げられましたように一部の例外を除いて自転車の2or3人乗りの禁止や車道を走らなければならないなど自転車を乗る機会が多い人達にとっては非常に細か過ぎて、頭が痛くなるような規制が多いですよね(2or3人乗りの禁止は一部の例外を除いて納得出来ますけれどもね。)。もし、本村弁護士が仰っていることが本当で、そのたびに違反切符を切られていたとしたら、僕は今までウン千億円、ウン千兆円もの罰金を払っていたと思います。怖くて車道なんか走れない場合が非常に多いですから、僕みたいに自転車を乗ることが多い人達にとって本村弁護士が御指摘の内容は非常に悩ましい問題であると言っても過言ではないでしょう。それと大渕弁護士がご指摘のベルについてですが、気短な僕ならすぐ鳴らしてしまいますね。それと北村弁護士が御指摘の横並びの走行は道交法違反になることは有名ですので、これについては特に疑問に感じることはないですね。まぁ、何は如何あれ、自転車を乗る人達にとっても過ごし易い社会を希望したいですね。
by 瓦版 (2012-04-26 02:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0