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行列のできる法律相談所:子供が欲しくないなら離婚します?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:子供が欲しくないなら離婚します?!

子供が欲しくないなら離婚します?!

 女性Aと男性Bは仲良し夫婦。
 穏やかな日々を過ごしていた。
 そんなある日、女性Aはそろそろ子供が欲しいと言い出す。
 が、男性Bは言う。結婚前の約束を忘れたのか、と。
 男性Bは子供が欲しいとは全く思っておらず、子供を作らない、という約束で結婚したのだった。
 が、女性Aは、女として子供を欲しがるのは当然だ、子作りに協力しないなら離婚して子供好きの男性と再婚する、と言い出す。
 男性Bは、そんないい加減な理由で離婚が認められる訳がない、と反論。
 子供が欲しくないと言い張る夫から離婚出来るのか?

北村弁護士の見解:離婚出来る
この女性の今の考えは子供を産みたいと言っている、これは生物としての本能の根源的な部分が出てきたと見るしかないと思います。そうすると、10年前の『子供は要らない』という意思に今拘束されると考えるのは非常に難しいと思います。 現在の意思を最大限尊重していいんだと考えるべきだと思う訳ですね
 本村弁護士の見解に対して:
説得の努力はしていますよ。それに対してこの夫はきっぱりと断っている。で、カウントダウンがあるんです、女性の場合。お子さんを産むには間違いなくカウントダウンがあるんです。その事を考えると、これから婚活をしていい人を見付けて……。これは一定の期間がある。速やかに決断を下さなければいけない
 大渕弁護士の反論に対して:
難易度が高いというのは全然理由にならないですよ。(旦那は)女性の気持ちを考えていないという事が最大のネックなんです

 北村弁護士の見解は、女性側の肩を持ち過ぎている感がある。
 今回の場合、女性は食事の席でいきなり切り出し、夫が『子供は欲しくない』とこれまで通りの返答をした直後に『じゃ、離婚』という風になっている。
 VTRを観る限りでは、女性が夫を説得したとはとてもじゃないが言えない。
 女性Aが何日間にもわたって子供が欲しいという意思を伝え続けた上で拒否されたなら、離婚も有り得るが、今回の場合はそれに該当しない。
 また、北村弁護士は、女性Aが離婚して再婚活動に励めばお望み通り子供を授かる、と言わんばかりだが、そんな動機を抱える女(ただただ子供が欲しいだけ)と再婚したがる男性が現れるかどうかは疑わしい。(^~^;)

大渕弁護士の見解:離婚出来ない
子供を作らないという選択をする人も増えている訳ですよね。夫婦の目的や本質が必ずしも子供を作る事ではないと思うんですよね。そこの部分で不一致が生じてるから『直ちに離婚!』となってしまうというのは安易というか古いというか、今の価値観に合っていないと思います
 北村弁護士の反論に対して:
一方的な意思で離婚するって凄く難易度が高いんですね

 大渕弁護士の見解は、言いたい事は分かるが、説得力がない。
 直ちに離婚すべきではない、というのは分かるが、子供を欲しがる女性の考えを『古い』と切り捨ててしまうのも同性としてどうなのか。
 自身からプロポーズして結婚に漕ぎ着けながら僅か1年足らずで自身から離婚を切り出した、という経歴のある弁護士(よくこの程度の思考しか出来ない脳で弁護士になれた)だと、少なくとも離婚問題においては説得力がない。(^~^;)

菊池弁護士の見解:離婚出来る
(妻は)子供が欲しい、(夫は)子供のいない生活がいい。人生の究極的・根源的な人間の奥底に根ざす欲求だと思います。その欲求は人生の過程において変わっていくものだと思います。そこが変わった以上、この夫婦は意見が根本的な所で違うという事で、これはもう別れるしかないと思います

 菊池弁護士の見解は、一定の理屈が通っている。
『子供は作らない』という約束で結婚したのは事実だが、結婚の最大の理由の一つを完全に否定してしまう10年前の約束に、未だ効力があるとは思えない。
 それを、まるで昨日言ったばかりの約束であるかの様に見なす夫は、妻の心境を全く理解していないと言える。
 直ちに離婚は無理だろうが、話し合ってもやはり子供が欲しくない、となれば、離婚も止むを得ないだろう。(^~^;)

本村弁護士の見解:離婚出来ない
僕も10年前の約束に縛られるつもりは全くないんです。妻の心変わり、それ自体は充分理解出来ますから。ただ、だったら夫を説得する努力をしないといけない、それが夫婦でしょう。説得の努力もろくにしないで『さあ離婚しましょう、他の人と再婚しますから』というのは、あまりにも乱暴な要求と言わざるを得ない。結婚して10年間夫は浮気をしたりとか暴力ふるったりとか、非難される要素は何もしてないんです。裁判所から見てもこの妻の態度は唐突で身勝手と評価される筈です。現時点で離婚は絶対に出来ない!

 本村弁護士の見解は、内容的には今回最も合理的。
 夫婦生活が10年も前の約束に縛られなければならない根拠はない。
 が、約束を破るなら、破る側が相当の努力をしなければならない。残念ながら、女性Aはその努力を完全に怠っている。
 男性Bは、10年間も結婚生活をしながら未だに子供を欲しがらないという欠点以外は、これといった問題はない(子供の養育に莫大な費用がかかるこのご時世では、欠点ではないのかも知れない)。
 不法でもない欠点を理由に離婚を認めていたら、キリがない。
 非常に説得力ある筈の見解だが……。
 本村弁護士だと説得力が薄いのは何故か。(^~^;)





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コメント 4

ゆう

本村弁護士の説得力が薄いのは、山崎邦正の物まねをしたり、俳優活動したりと弁護士としてのイメージがあまりないからです。
個人的には4人の弁護士の中でこれまでの見解をみても本村弁護士の見解に納得できることが多いですけどね。
(全く納得できなかったのは有吉さんがダンディさんの携帯電話を破損した時携帯電話に記録されたデータの慰謝料を0円という見解を出した時)
ぐらいですね。
by ゆう (2012-02-14 10:12) 

tsumutak

本村弁護士は、キャラとしては面白いですが、弁護士として本当に食べているのか分かりませんね。(^~^;)
by tsumutak (2012-02-14 18:56) 

瓦版

離婚は出来ると考えます。但し、離婚するに先立ち、妻Aは夫Bに慰謝料を払わねばなりません。と言うか、そもそもこの人達は何故結婚したのかという点からして全く理解出来ません。また、この夫Bは僕と性格が非常に似た人だなと思わずにはいられませんでした、僕もこの旦那Bと同様、子供が大嫌いな性分なものですからね。話は変わりますが、僕は大学を卒業することが決まりました。勿論、大学生活で得た物は多々ありましたけれども、逆に失った物も多々あった大学生活だったと振り返っております。これまで未熟者の僕に色々と御指導いただき、本当に有難うございました、そして、今後も引き続き何卒御指導・御鞭撻のほど宜しくお願い致します。
by 瓦版 (2012-02-15 00:00) 

NO NAME

10年前の約束が無効になる意味が理解できない。なぜなら結婚生活をしている以上結婚生活開始時に決めた取り決めは時効になることなどあり得ないためである。結婚生活をしている以上子供は望まないという条件は結婚をしている限り一生有効でなければ,子供の養育費,家賃etc…さまざまな生涯設計がご破算になるのだから当然のこと。

また,夫側に非(子供をつくらないことは有責事項でも欠点でもなく選択)がないのに約束違反をした妻側が離婚を切り出したところで離婚は不可能。また説得の努力があれば離婚できるという弁護士も理解しがたい。説得の努力をして応じなければ離婚ができるというのは夫側からみれば結局子供を作ることを了承しなければ離婚しなければならないということになるから結局のところ説得ではなく強要という方が妥当な表現だろう。
by NO NAME (2014-09-21 18:27) 

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