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行列のできる法律相談所:どちらが浮気者の夫から慰謝料を多く取れるのか? [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:どちらが浮気者の夫から慰謝料を多く取れるのか?

どちらが浮気者の夫から慰謝料を多く取れるのか?!

 女性Aと女性Bが、夫の浮気について離していた。

 女性Aの夫は、妻が出産している日に浮気相手と一緒にいた。
 女性Bの夫は、妻の母親が亡くなった日に浮気相手と一緒にいた。

 二人の女性は、いずれも離婚の際自分の方が慰謝料が取れる、と主張。
 慰謝料はどちらがより多く取れるのか?

北村弁護士の見解:初めての出産の日
夫婦にとって子供っていうのは愛の結晶ですよね。この子を人で力を合わせて育てていこうという親としての実感が出てくる、そういう日な訳ですよね。女性にとっては辛いのかなと思います

住田弁護士の見解:初めての出産の日
慰謝料っていうのは精神的なショック・打撃の大きさによって金額が決まってくるものですよね。お母さんの場合は勿論悲しいですけど、時と共に薄れ忘れ去り、最後には無くなってしまうものですけど、子供の場合は、その時のショックが子どもの成長と同じ様な形で続いて行く可能性があるんですね

菊池弁護士の見解:初めての出産の日
出産というのは母体にも場合によっては危険があるんですね。出産時って事故が結構多いですから。そういう危険を乗り越えて子供を産む奥さんの身になってみればどっちが頭にくるかと言ったら、これはもう結論は出てます

本村弁護士の見解:母親の死の日
出産というのは、基本的にはハッピーな出来事なんです。そんな日に浮気をするというのは、ある意味単純で幼稚な行動です。何となく憎めないコミカルなものを感じます。ところが、妻の親は亡くなった日に浮気をしていたというのはちょっと笑えない話です。人間の死というものをどう考えているのか、笑い話で済まないのはどっちか、という事なんですよ。答えはきっと、皆さんの心の中にある筈です。そういう意味では、深さも長さもずっと大きいと考えられますから、これは法律家であって一般の方であっても同じ感覚のはずなんですね。違う結論があるとは思えないですね

 今回のケースは、いずれかの夫がもう一方より圧倒的に悪い、とは言えない
 人によって、浮気のショックの受け止め方は違うので、「お前は母親が亡くなった日に夫に浮気されたが、法的には出産日に夫に浮気された女性よりショックが少ないと見なされるので、ショックは然程大きくない筈。それで納得しろ」を言われても承服出来ないだろうし。
 住田弁護士は「母の死のショックは薄れてなくなるが、出産の場合はショックが子供の成長と共に続いていく」という見解も、住田弁護士の個人的な意見に過ぎず、一般論ではないし、個人個人に合わせたものではない(母の死の日に浮気されたら、ショックはずっと尾を引くだろうに)。
 一番論理的で、弁護士らしい見解は菊池弁護士のものか。
 出産中に母体が危機に陥り、医者が夫の承諾を必要とするのに、夫がその場にいない、連絡が付かない、では大問題に発展する。
 ただ、これも、今回のケースでは問題の妻が無事出産しているので、適用出来るとは言い難い。

 結局、慰謝料はどんぐりの背比べ程度の差しかしかないと思われる。

 今回のケースでは、夫は浮気していた、という事だが……。
 浮気ではなく、純粋にその場にいなかった、連絡が付かなかった、という場合も、離婚に至った際は慰謝料の対象になるのか。(^~^;)

瓦版さんの意見:
慰謝料は同額です。浮気という行為が離婚の根本的な原因となるのであって、浮気をした日が子供の出産日だろうが、自分の親が亡くなった日だろうが、全然関係ありません、一々そんな細かい事情まで考慮されるとは法律的には到底考えられません。本件の各弁護士の見解はどれもこれも法律論ではなく、感情論としか評価しようにありません。故に本件は双方の相談者が取れる慰謝料の額は同額と見做すのが法律的解釈であると言えると思いますね。

すみません、考え直したんですが、同額ではなく、同程度と言った方が適切かもしれませんでした、慰謝料を支払う夫の給料を考慮する必要性がありますので。







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瓦版

慰謝料は同額です。浮気という行為が離婚の根本的な原因となるのであって、浮気をした日が子供の出産日だろうが、自分の親が亡くなった日だろうが、全然関係ありません、一々そんな細かい事情まで考慮されるとは法律的には到底考えられません。本件の各弁護士の見解はどれもこれも法律論ではなく、感情論としか評価しようにありません。故に本件は双方の相談者が取れる慰謝料の額は同額と見做すのが法律的解釈であると言えると思いますね。
by 瓦版 (2011-03-08 03:15) 

瓦版

すみません、考え直したんですが、同額ではなく、同程度と言った方が適切かもしれませんでした、慰謝料を支払う夫の給料を考慮する必要性がありますので。
by 瓦版 (2011-03-09 19:19) 

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