行列のできる法律相談所:セクハラの慰謝料で最も取れるのは?! [行列のできる法律相談所]
1. 行列のできる法律相談所:セクハラの慰謝料で最も取れるのは?!
セクハラの慰謝料で最も取れるのは?!
女性A、B、Cは、会社の同僚。
いずれも三人の別の人間から異なるタイプのセクハラを受けていた。
三人は訴える事に。
が、疑問が。誰が一番慰謝料を貰えるのか、という事。
女性Aは、ある上司から卑猥な言葉を浴びせられていた。
女性Bは、別の上司から触られるなどされていた。
女性Cは、既に恋人がいると伝えているのにも拘わらず、男性社員から執拗に告白されていた。
一番慰謝料を貰えそうなのは、「身体を触る」「下ネタを言う」「交際を迫る」のどれになるのか?
「判決」では、次の見解が:
北村弁護士の見解:身体を触る
「消去法でいくと『交際を申し込む』が先に消えます。何故かと言うと、人間が"異性に交際を申し込む"のは、本質的な自由で寧ろ寛大に見る必要があります。セクハラに当たる場合は、仕事上の立場を利用して相手を左遷させるなど、プレッシャーをかける段階で初めてセクハラとなるのです。身体を触られるのは気持ち悪いかなという事です」
北村弁護士の見解は、あくまでも「男性」の意見。
交際を申し込むのは自由で、寛大に見る必要があるのは事実。
だが、女性からきちんと断られたら、断念するのが当たり前。
何故女性が恐怖を覚えながら馬鹿男の行動を寛大に見なければならないのか。
住田弁護士の見解:交際を迫る
「他のものは不快感・気持ち悪さなのですが、『交際を迫る』は恐怖感なのです。夜1対1で待ち伏せをしてそういう形になると、今後引きずる様な恐怖感を感じさせます。そういう事が、一番被害としては大きいと思います」
住田弁護士の見解は、明らかに「女性」の意見。
男性が社内で交際を迫っていたら、恐怖感は然程ないが、夜間に1対1となると、恐怖を覚えて当然。
他のセクハラは凶悪犯罪の臭いはないが、これは下手すると凶悪事件に発展しかねないトラブル。
石渡弁護士の見解:下ネタを言う
「下ネタの内容によります。『お尻』と言ったり『持って帰りたい』と言ったり、『彼氏いるの?』というのは悪質性が高いです。例えば下ネタの内容が"面白い"ものだとして、面白いという事が評判で、皆がそれを受け入れている環境であれば、大丈夫になる可能性もあります」
石渡弁護士の見解も、「女性」の意見。
触るのは、単なるスキンシップのつもりで、悪気はない、と見なされる可能性がある。交際を迫るのも、恋愛感情の表現、と見なされる可能性がある(現に、北村弁護士はそう見ている)。が、下ネタを言うというのは、セクハラである、と確信してやっている可能性が高い。
となれば、いざ起訴したら、最も追及し易いだろう。
本村弁護士の見解:分からない
「私は極めて綿密な分析をした結果、『よく分からない』という結論に達したのです。3人とも極めて悪質なセクハラで、甲乙つけ難いですね。他の弁護士の方たちは、分析が甘いのではないかと思います」
本村弁護士の見解は、ある意味一番合理的。
VTRを観る限りではどれも悪質で、甲乙をつけろ、という方が無理な注文。
こんな会社、現実に存在したら起訴されまくりだと思う。(^~^;)
セクハラは、受ける側の観点が重視され過ぎて、端から見ると「そんなのセクハラに該当しない」と思ってしまうケースもしばしばある。
が、今回の3つのケースは、誰が見てもセクハラ。
セクハラもここまで露骨になると寧ろ表彰物である。(^~^;)
最終的には「いずれの場合も職場での関係性によってはセクハラと判断されます」となっていたが、どれも職場での関係性に拘わらずセクハラと見なされると思う。(^~^;)
電車侍さんの意見:
自分的には、どのケースも全てセクハラになると思います。体を触ると言う物では、女性側も不快感を覚えて当たり前でしょう。下ネタを言うのは、内容によってセクハラとみなされます。交際をしつこく迫るのは、女性に恋人がいるかどうかがポイントになります。しかし、交際を迫ると言うのは、夜間に1対1で会うとなったら、それはもう恐怖を覚えて当たり前です。他のケースはそれ程凶悪事件が起きるかの様な臭いはありませんが、交際をしつこく迫るとなると、場合によっては凶悪事件に発展する恐れもあります。ですから、この場合は「交際を迫る→下ネタを言う→体を触る」と、一番左が最もセクハラであると言えると思います。以上です。
瓦版さんの意見:
どれもこれも同じです。何事も程度によってはセクハラともなるだろうし、そうならないかもしれない。抑、セクハラは何処から何処までがセクハラで何処から何処までがセクハラでないかを定義することは非常に難しいんですね。個人的には全部同程度の慰謝料を請求可能なセクハラだと思いますねぇ。とは雖も、あまりこうやってしつこくセクハラだどうのこうのと騒ぎ過ぎてしまうと、誰とも結婚出来ずに一生独身のまま、生涯を閉じる可能性も有です。
今回の件はいずれもセクハラに該当する。
どれが一番慰謝料を取れるかは、弁護士の技量が大きく影響するだろう。(^~^;)
セクハラの慰謝料で最も取れるのは?!
女性A、B、Cは、会社の同僚。
いずれも三人の別の人間から異なるタイプのセクハラを受けていた。
三人は訴える事に。
が、疑問が。誰が一番慰謝料を貰えるのか、という事。
女性Aは、ある上司から卑猥な言葉を浴びせられていた。
女性Bは、別の上司から触られるなどされていた。
女性Cは、既に恋人がいると伝えているのにも拘わらず、男性社員から執拗に告白されていた。
一番慰謝料を貰えそうなのは、「身体を触る」「下ネタを言う」「交際を迫る」のどれになるのか?
「判決」では、次の見解が:
北村弁護士の見解:身体を触る
「消去法でいくと『交際を申し込む』が先に消えます。何故かと言うと、人間が"異性に交際を申し込む"のは、本質的な自由で寧ろ寛大に見る必要があります。セクハラに当たる場合は、仕事上の立場を利用して相手を左遷させるなど、プレッシャーをかける段階で初めてセクハラとなるのです。身体を触られるのは気持ち悪いかなという事です」
北村弁護士の見解は、あくまでも「男性」の意見。
交際を申し込むのは自由で、寛大に見る必要があるのは事実。
だが、女性からきちんと断られたら、断念するのが当たり前。
何故女性が恐怖を覚えながら馬鹿男の行動を寛大に見なければならないのか。
住田弁護士の見解:交際を迫る
「他のものは不快感・気持ち悪さなのですが、『交際を迫る』は恐怖感なのです。夜1対1で待ち伏せをしてそういう形になると、今後引きずる様な恐怖感を感じさせます。そういう事が、一番被害としては大きいと思います」
住田弁護士の見解は、明らかに「女性」の意見。
男性が社内で交際を迫っていたら、恐怖感は然程ないが、夜間に1対1となると、恐怖を覚えて当然。
他のセクハラは凶悪犯罪の臭いはないが、これは下手すると凶悪事件に発展しかねないトラブル。
石渡弁護士の見解:下ネタを言う
「下ネタの内容によります。『お尻』と言ったり『持って帰りたい』と言ったり、『彼氏いるの?』というのは悪質性が高いです。例えば下ネタの内容が"面白い"ものだとして、面白いという事が評判で、皆がそれを受け入れている環境であれば、大丈夫になる可能性もあります」
石渡弁護士の見解も、「女性」の意見。
触るのは、単なるスキンシップのつもりで、悪気はない、と見なされる可能性がある。交際を迫るのも、恋愛感情の表現、と見なされる可能性がある(現に、北村弁護士はそう見ている)。が、下ネタを言うというのは、セクハラである、と確信してやっている可能性が高い。
となれば、いざ起訴したら、最も追及し易いだろう。
本村弁護士の見解:分からない
「私は極めて綿密な分析をした結果、『よく分からない』という結論に達したのです。3人とも極めて悪質なセクハラで、甲乙つけ難いですね。他の弁護士の方たちは、分析が甘いのではないかと思います」
本村弁護士の見解は、ある意味一番合理的。
VTRを観る限りではどれも悪質で、甲乙をつけろ、という方が無理な注文。
こんな会社、現実に存在したら起訴されまくりだと思う。(^~^;)
セクハラは、受ける側の観点が重視され過ぎて、端から見ると「そんなのセクハラに該当しない」と思ってしまうケースもしばしばある。
が、今回の3つのケースは、誰が見てもセクハラ。
セクハラもここまで露骨になると寧ろ表彰物である。(^~^;)
最終的には「いずれの場合も職場での関係性によってはセクハラと判断されます」となっていたが、どれも職場での関係性に拘わらずセクハラと見なされると思う。(^~^;)
電車侍さんの意見:
自分的には、どのケースも全てセクハラになると思います。体を触ると言う物では、女性側も不快感を覚えて当たり前でしょう。下ネタを言うのは、内容によってセクハラとみなされます。交際をしつこく迫るのは、女性に恋人がいるかどうかがポイントになります。しかし、交際を迫ると言うのは、夜間に1対1で会うとなったら、それはもう恐怖を覚えて当たり前です。他のケースはそれ程凶悪事件が起きるかの様な臭いはありませんが、交際をしつこく迫るとなると、場合によっては凶悪事件に発展する恐れもあります。ですから、この場合は「交際を迫る→下ネタを言う→体を触る」と、一番左が最もセクハラであると言えると思います。以上です。
瓦版さんの意見:
どれもこれも同じです。何事も程度によってはセクハラともなるだろうし、そうならないかもしれない。抑、セクハラは何処から何処までがセクハラで何処から何処までがセクハラでないかを定義することは非常に難しいんですね。個人的には全部同程度の慰謝料を請求可能なセクハラだと思いますねぇ。とは雖も、あまりこうやってしつこくセクハラだどうのこうのと騒ぎ過ぎてしまうと、誰とも結婚出来ずに一生独身のまま、生涯を閉じる可能性も有です。
今回の件はいずれもセクハラに該当する。
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自分的には、どのケースも全てセクハラになると思います。体を触ると言う物では、女性側も不快感を覚えて当たり前でしょう。下ネタを言うのは、内容によってセクハラとみなされます。交際をしつこく迫るのは、女性に恋人がいるかどうかがポイントになります。しかし、交際を迫ると言うのは、夜間に1対1で会うとなったら、それはもう恐怖を覚えて当たり前です。他のケースはそれ程凶悪事件が起きるかの様な臭いはありませんが、交際をしつこく迫るとなると、場合によっては凶悪事件に発展する恐れもあります。ですから、この場合は「交際を迫る→下ネタを言う→体を触る」と、一番左が最もセクハラであると言えると思います。以上です。
by 電車侍 (2010-12-14 16:49)
どれもこれも同じです。何事も程度によってはセクハラともなるだろうし、そうならないかもしれない。抑、セクハラは何処から何処までがセクハラで何処から何処までがセクハラでないかを定義することは非常に難しいんですね。個人的には全部同程度の慰謝料を請求可能なセクハラだと思いますねぇ。とは雖も、あまりこうやってしつこくセクハラだどうのこうのと騒ぎ過ぎてしまうと、誰とも結婚出来ずに一生独身のまま、生涯を閉じる可能性も有です。
by 瓦版 (2010-12-14 17:17)