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行列のできる法律相談所:浮気調査費を浮気していた夫に請求出来るのか?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:浮気調査費を浮気していた夫に請求出来るのか?!

浮気調査費を浮気していた夫に請求出来るのか?!

 女性Aは主婦。
 結婚して3年。
 夫の男性Bが浮気している、と疑っていた。
 しかし、直接問いただしてみても、夫は当然の事の様に否定するだけ。
 自力で浮気の証拠を掴もうとするが、上手くいかない。
 そこで、女性Aは探偵会社に調べてもらう事に。
 探偵会社は、女性Aの要望通りに浮気調査を実施。費用は100万円。
 調査の結果、男性Bの浮気が判明。
 女性Aは、証拠を男性Bに突き付け、離婚を要求。
 男性Bも、離婚に応じる。
 女性Aは、通常の慰謝料は勿論、探偵会社を使った調査費の100万円も負担しろと要求。
 男性Bは拒否。探偵はそっちが勝手に雇ったのだから、と。
 女性Aは、浮気調査の費用を、浮気していた男性Bに請求出来るのか?

判決」では、北村弁護士が20万円、住田・本村弁護士が0円、菊池弁護士が100万円。
 最終的には、「全額夫から取る事は難しいでしょう。ただし、自力で調査する事が不可能だった場合には払って貰う事が出来ます」で締めくくられた。

北村弁護士の見解:20万円
まずこれ、夫が浮気を全面否定しているんです。で、自分で携帯とか手帳をチェックしましたけど、証拠は掴めません。こういう状況になると、専門家に任せる以外に証拠を掴まえて、離婚を勝ち取る事は不可能なんです。とすると、浮気の慰謝料が200万円程度取れるとすれば、その1割くらいは認められるんじゃないかな、と

 北村弁護士の見解は、リーズナブル。
 浮気調査を単なる主婦が実施するのは無理。
 今回のケースでは夫の浮気が完全に認められた以上、夫が一部を負担するのは仕方ない事。
 ただ、北村弁護士も述べている様に、夫から全額を請求するのは無理がある。
 それより、浮気相手の女性(身元は判明していると思われる)を訴えた方が合理的と思える。(^~^;)

住田弁護士の見解:0円
こういう浮気の尾行調査は、素人の奥さんなんかも顔が割れてないから、結構やっていたりして……。実は専門家じゃなくても出来るとなると必要な費用かという認められ方はあんまりしないんです

 住田弁護士の見解は、珍しく女性の訴えに否定的。
 浮気調査が、住田弁護士が言っている様に、「専門家でなくても出来る」とは思えないのだが。
 浮気している、という事実を掴めても、浮気相手の身元が分からないと意味がないだろうし。
 100万円は多過ぎるが、多少の金を使って調査してもらうのは、「不要な費用」にはならないと思う。

菊池弁護士の見解:100万円
これはもう必要な経費なんですね。週2回、1回6時間。それを1カ月やったとすると、時給で大体探偵1人辺り1万円くらい。それ程法外な料金請求だとは思いません

 菊池弁護士の見解は、住田弁護士の見解の正反対。
 必要経費だ、という菊池弁護士には賛成出来るが、全額を支払ってもらえるか、となるとちょっと疑問。
 離婚は、どちらに非があろうと、ある程度の痛み分けを覚悟出来ない様では、すべきでない。

本村弁護士の見解:0円
理論的に言うと、夫の浮気と浮気調査の費用との間に相当因果関係があるかという事になると思うんですが……。一般的には『そこまでやるか、普通?』という場合には費用を請求する事は出来ない。相当因果関係がないという事なんです

 本村弁護士の見解によると、探偵を雇って浮気調査させるのは一般的な行動ではないらしい。
 確かに、100万円も投じるのは一般的ではないが、ある程度の額を投じて調査させるのは一般の考えから外れていないと思うのだが。
 一専業主婦に、『自分一人で浮気の証拠を掴め。他人に一切頼るな』と要求する方が無茶がある。

 今回のケースでは、国家資格である弁護士が、国家資格ではない探偵という職を見下している部分が見受けられる。

 よく分からないのが最終結論。
全額夫から取る事は難しいでしょう。ただし、自力で調査する事が不可能だった場合には払って貰う事が出来ます」となっている。
 どういう状況を「自力で調査する事が不可能」と言うのか。
 今回の女性Aはそれに該当するのか、しないのか。
 そもそも自力で調査出来るんだったら、主婦なんてやっていないと思うが。(^~^;)

 このところトラブルの取り上げ方が新方式に変わっていたが、今回のトラブルは従来の方式に戻った感じ。
 新方式のネタが早くも切れたのかね。(^~^;)

電車侍さんの意見:
このケースは、北村・菊池弁護士の意見が妥当ですね。浮気の調査費と言うのは、離婚する場合にはかなり重要な経費なんですよね。週に2回、1回の調査時間は6時間。それが1ヶ月間行われたとすると、探偵1人あたり1万円程です。別に常識を超える様な料金請求では無いと言う訳ですね。ただ、夫は浮気を全面否定しておりまして、携帯や手帳等をチェックしていましたが、特にこれと言った証拠はほとんど掴めないんですよね。となると、専門家の方々に調査を任せる事以外に証拠をとらえて離婚に持ち込む事は結構難しいんですね。だとすると、浮気の慰謝料を200万円とした場合は、その1割である20万円~25万円程の料金請求が可能な訳なんですね。以上です。

瓦版さんの意見:
これはもう全然話にならないですね!調査費なんか元夫Bからは鐚一文たりとも支払われるわけがありません!これは当然、女性Aが自己責任で以て働いてでも借金してでも自分で全額負担せねばなりません。女性Aは何を根拠にこんな寝言を垂らしているのかがさっぱり分からない!探偵雇う費用が必要経費かどうかと言うことですが、必要経費には全く当たりません。そんな遅い時間に起きていられる余裕があるのなら自分で調査せぇやと言いたくなりますよ!逆にこんな女は元夫Bも言っていたように「こんな姑息な女なんかこっちから願い下げだ!」と言われても致し方ないですよ。こういう寝言は聞けば聞くほど僕は甚だ頭に来ますよ。こんな人のためになんか正面に見解を出す気になど到底なれやしません。どんなことをやるにせよ、信頼関係が無けりゃダメなんですよ、こういった婚姻生活にせよ、普段の仕事にせよ、政治にせよ、国際関係にせよ!まぁ、そういうことでしょうかね…!


裁判力 行列のできる法律相談所 裁判力

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  • 発売日: 2009/06/20
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電車侍

このケースは、北村・菊池弁護士の意見が妥当ですね。浮気の調査費と言うのは、離婚する場合にはかなり重要な経費なんですよね。週に2回、1回の調査時間は6時間。それが1ヶ月間行われたとすると、探偵1人あたり1万円程です。別に常識を超える様な料金請求では無いと言う訳ですね。ただ、夫は浮気を全面否定しておりまして、携帯や手帳等をチェックしていましたが、特にこれと言った証拠はほとんど掴めないんですよね。となると、専門家の方々に調査を任せる事以外に証拠をとらえて離婚に持ち込む事は結構難しいんですね。だとすると、浮気の慰謝料を200万円とした場合は、その1割である20万円~25万円程の料金請求が可能な訳なんですね。以上です。
by 電車侍 (2010-05-24 13:53) 

瓦版

これはもう全然話にならないですね!調査費なんか元夫Bからは鐚一文たりとも支払われるわけがありません!これは当然、女性Aが自己責任で以て働いてでも借金してでも自分で全額負担せねばなりません。女性Aは何を根拠にこんな寝言を垂らしているのかがさっぱり分からない!探偵雇う費用が必要経費かどうかと言うことですが、必要経費には全く当たりません。そんな遅い時間に起きていられる余裕があるのなら自分で調査せぇやと言いたくなりますよ!逆にこんな女は元夫Bも言っていたように「こんな姑息な女なんかこっちから願い下げだ!」と言われても致し方ないですよ。こういう寝言は聞けば聞くほど僕は甚だ頭に来ますよ。こんな人のためになんか正面に見解を出す気になど到底なれやしません。どんなことをやるにせよ、信頼関係が無けりゃダメなんですよ、こういった婚姻生活にせよ、普段の仕事にせよ、政治にせよ、国際関係にせよ!まぁ、そういうことでしょうかね…!
by 瓦版 (2010-05-24 18:45) 

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