行列のできる法律相談所:ストーカーの有効な証拠は写真? 目撃者? [行列のできる法律相談所]
1. 行列のできる法律相談所:ストーカーの有効な証拠は写真? 目撃者?
ストーカーの有効な証拠は写真? 目撃者?
女性AはOL。あることに悩まされていた。
外を歩いていると、姿の見えないストーカーに追われるのだ。
家に帰ると、ストーカーらしき男から電話があり、家の前に不審な男が。
女性Aは警察に相談。しかし、警察は「証拠がない。事件性もない。様子を見ましょう」といった素っ気無い回答しか得られない。
女性Aには、ストーカーに心当たりがあった。会社の同僚の男性Bである。しかし、確証はない。
相談に乗っていた女性Aの友人は、それなら証拠を得ればいいじゃない、と言う。
証拠を得る方法は2つあった。
1)友人に目撃者になってもらい、証言してもらうこと。
2)証拠写真を撮ること。
目撃者か写真。
どちらがストーカーの証拠としてふさわしいのか?
「判決」では、本村弁護士以外が「写真」の見解を出した。
その結果、どちらがストーカーの証拠としてふさわしいのは70%の確率で写真に。
最終的には、「誤りが入る可能性がある為、裁判では、写真の方が有力な証拠とみなされるようです」で締めくくられた。
北村弁護士の見解:写真
「目撃証言の場合はおっしゃった通り、本人が男性Bと似てると最初に情報を入れてますよね。で、それを聞いて友達が見てると。で、その事を反対尋問で問われるとなかなか崩し難い。先入観で見てるんじゃないか。あるいは記憶が薄れてないか。そういう事を反対尋問で色々突かれると、崩れる可能性があると。そういう意味で写真の方が遥かに証明力が高いと」
住田弁護士への本村弁護士の反論を受けて:
「こういう事なんですよ。写真が証拠に出た時は、本人に聞かれるんです。『これはあなたの写真か?』と。本人ていうのは男性Bに聞かれる訳です。で、その時に自分の写真を見て、『これは俺じゃない』と言い張るのはなかなか困難なんです。あの実際の訴訟ではね。本人が『これは自分でない』というのは非常に困難。我々は色んな場合に経験しています」
住田弁護士の見解:写真
「人の証言ていうのは、見て、記憶して、そしてそれをまた再現するという全てのプロセスにおいて誤りが入りがちなんですね。そういう意味では写真は誰が見ても同じモノですので、写真の方が動かぬ証拠という言い方ができますね」
本村弁護士の見解に対しての反論:
「すいません。逆にそれが逆の問題で、知ってるからこそこの人を陥れようとか、今言った先入観でこの人に違いないという目で見てしまうという危険性もあるので……。そういう意味では動かぬ証拠という言い方でやっぱ写真の方が強いんですね」
石渡弁護士の見解:写真
「例えば『誰それさんとご飯を食べにいった』みたいな事を週刊誌に言葉で目撃された言葉で書かれるよりも、ポンと写真を出される方がやっぱり凄く嫌ですよね。それだけ裁判官にビビッドなのはやっぱり写真の方なんじゃないかと」
写真は第三者でも検証し易く、文字通り「動かぬ証拠」になる、という事情があるから、写真が有利なのは当然。
本村弁護士の見解:目撃者
「確かに人間の記憶っていうのは非常に曖昧なものです。しかし、1つだけ例外があります。それは、目撃者が犯人と顔見知りだった場合です。『あっ、あれは男性Bだ!』この場合は犯人の顔や特徴を一生懸命に覚えておく必要がない訳です。皆さんも写真に写った者の顔が実物と全く違った印象に見えるという経験を何度もしてる筈です。そこが写真の限界なんです」
住田弁護士の反論を受けて:
「いくら聞いても写真は何も答えてくれない訳です。写真は写ってるものが全てそれ以上のものではない訳」
写真に写った顔が実物と全く違った印象に見えてしまう可能性はなくもないが、それより記憶に頼った証言が間違う可能性の方が高い気がするが。(^~^;)
今回の件で問題にしなければならないのは、警察の対応。
「証拠がない」「被害がない」で何の手も打たないのはおかしい。
証拠が出たり、被害があったりしたら、最早手遅れではないか。
そもそも、証拠を得るのが警察の仕事ではないのか?
瓦版さんの意見:
これはやはり写真でしょうね。もし、これを目撃者と断言するにはストーカーの付近で声を録音するか、2人以上でストーカーに近づき、その内の1人がストーカーが動けなくなるほどボコボコに締め上げて、そのスキにもう1人がストーカーの携帯電話を取り上げ、その履歴に女性Aの自宅の電話番号があることを確かめ、急いで近くの交番に駆け込むぐらいのことをしなければならないと思います。それに比べ、写真なら単にカメラのシャッターボタンを1回押すだけでこいつが犯人だと言うことを簡単に証明できると思うからです。裁判においても、人の記憶のような曖昧な物を証拠にしたとしても、犯人に「そんなの知らない。」とでもすっ恍けられればそれまでですが、写真のようなこれはどう見てもこの人でしかありえないと言うことをきちんと証明できるようなものであれば、犯人も余程のことがない限り、降参せざるを得なくなるはずですから、今回のような場合に限ることなく、写真はさまざまな面で有力な証拠になるのではないかと僕は思います。男の僕からしても、こんなストーカーはイヤですね~。女性Aをストーカーしていたこの男は相当モテない男なんでしょうね…。
問題は、そんなに上手い具合に写真が撮れるか、である。
被写体がジッとしているとは思えないし、撮影者もカメラをじっくり構えてシャッターボタンを押せる訳ではないから、ボケボケの写真しか撮れないかも。
何度も撮影する訳にはいかないし。(^~^;)
ストーカーの有効な証拠は写真? 目撃者?
女性AはOL。あることに悩まされていた。
外を歩いていると、姿の見えないストーカーに追われるのだ。
家に帰ると、ストーカーらしき男から電話があり、家の前に不審な男が。
女性Aは警察に相談。しかし、警察は「証拠がない。事件性もない。様子を見ましょう」といった素っ気無い回答しか得られない。
女性Aには、ストーカーに心当たりがあった。会社の同僚の男性Bである。しかし、確証はない。
相談に乗っていた女性Aの友人は、それなら証拠を得ればいいじゃない、と言う。
証拠を得る方法は2つあった。
1)友人に目撃者になってもらい、証言してもらうこと。
2)証拠写真を撮ること。
目撃者か写真。
どちらがストーカーの証拠としてふさわしいのか?
「判決」では、本村弁護士以外が「写真」の見解を出した。
その結果、どちらがストーカーの証拠としてふさわしいのは70%の確率で写真に。
最終的には、「誤りが入る可能性がある為、裁判では、写真の方が有力な証拠とみなされるようです」で締めくくられた。
北村弁護士の見解:写真
「目撃証言の場合はおっしゃった通り、本人が男性Bと似てると最初に情報を入れてますよね。で、それを聞いて友達が見てると。で、その事を反対尋問で問われるとなかなか崩し難い。先入観で見てるんじゃないか。あるいは記憶が薄れてないか。そういう事を反対尋問で色々突かれると、崩れる可能性があると。そういう意味で写真の方が遥かに証明力が高いと」
住田弁護士への本村弁護士の反論を受けて:
「こういう事なんですよ。写真が証拠に出た時は、本人に聞かれるんです。『これはあなたの写真か?』と。本人ていうのは男性Bに聞かれる訳です。で、その時に自分の写真を見て、『これは俺じゃない』と言い張るのはなかなか困難なんです。あの実際の訴訟ではね。本人が『これは自分でない』というのは非常に困難。我々は色んな場合に経験しています」
住田弁護士の見解:写真
「人の証言ていうのは、見て、記憶して、そしてそれをまた再現するという全てのプロセスにおいて誤りが入りがちなんですね。そういう意味では写真は誰が見ても同じモノですので、写真の方が動かぬ証拠という言い方ができますね」
本村弁護士の見解に対しての反論:
「すいません。逆にそれが逆の問題で、知ってるからこそこの人を陥れようとか、今言った先入観でこの人に違いないという目で見てしまうという危険性もあるので……。そういう意味では動かぬ証拠という言い方でやっぱ写真の方が強いんですね」
石渡弁護士の見解:写真
「例えば『誰それさんとご飯を食べにいった』みたいな事を週刊誌に言葉で目撃された言葉で書かれるよりも、ポンと写真を出される方がやっぱり凄く嫌ですよね。それだけ裁判官にビビッドなのはやっぱり写真の方なんじゃないかと」
写真は第三者でも検証し易く、文字通り「動かぬ証拠」になる、という事情があるから、写真が有利なのは当然。
本村弁護士の見解:目撃者
「確かに人間の記憶っていうのは非常に曖昧なものです。しかし、1つだけ例外があります。それは、目撃者が犯人と顔見知りだった場合です。『あっ、あれは男性Bだ!』この場合は犯人の顔や特徴を一生懸命に覚えておく必要がない訳です。皆さんも写真に写った者の顔が実物と全く違った印象に見えるという経験を何度もしてる筈です。そこが写真の限界なんです」
住田弁護士の反論を受けて:
「いくら聞いても写真は何も答えてくれない訳です。写真は写ってるものが全てそれ以上のものではない訳」
写真に写った顔が実物と全く違った印象に見えてしまう可能性はなくもないが、それより記憶に頼った証言が間違う可能性の方が高い気がするが。(^~^;)
今回の件で問題にしなければならないのは、警察の対応。
「証拠がない」「被害がない」で何の手も打たないのはおかしい。
証拠が出たり、被害があったりしたら、最早手遅れではないか。
そもそも、証拠を得るのが警察の仕事ではないのか?
瓦版さんの意見:
これはやはり写真でしょうね。もし、これを目撃者と断言するにはストーカーの付近で声を録音するか、2人以上でストーカーに近づき、その内の1人がストーカーが動けなくなるほどボコボコに締め上げて、そのスキにもう1人がストーカーの携帯電話を取り上げ、その履歴に女性Aの自宅の電話番号があることを確かめ、急いで近くの交番に駆け込むぐらいのことをしなければならないと思います。それに比べ、写真なら単にカメラのシャッターボタンを1回押すだけでこいつが犯人だと言うことを簡単に証明できると思うからです。裁判においても、人の記憶のような曖昧な物を証拠にしたとしても、犯人に「そんなの知らない。」とでもすっ恍けられればそれまでですが、写真のようなこれはどう見てもこの人でしかありえないと言うことをきちんと証明できるようなものであれば、犯人も余程のことがない限り、降参せざるを得なくなるはずですから、今回のような場合に限ることなく、写真はさまざまな面で有力な証拠になるのではないかと僕は思います。男の僕からしても、こんなストーカーはイヤですね~。女性Aをストーカーしていたこの男は相当モテない男なんでしょうね…。
問題は、そんなに上手い具合に写真が撮れるか、である。
被写体がジッとしているとは思えないし、撮影者もカメラをじっくり構えてシャッターボタンを押せる訳ではないから、ボケボケの写真しか撮れないかも。
何度も撮影する訳にはいかないし。(^~^;)
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