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行列のできる法律相談所:養育費の明細書を見せろ?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:養育費の明細書を見せろ?!

養育費の明細書を見せろ?!

 女性Aと男性Bは離婚することに。
 子供の親権は女性Aに渡ることになった。
 男性Bは、女性Aに養育費を支払うことにも合意。
 しかし、男性Bは言う。
 養育費をきちんと子供の養育に使っているか知りたいから、明細書を寄越せ、と。
 女性Aは無駄遣いする癖があったからだ。
 せっかく払っている養育費が、女性Aのつまらぬ贅沢品に使われるのは、納得がいかなかったのである。
 しかし、女性Aは当然ながら拒否。
 養育費を支払う側は、養育費の使われ方を管理できるのか?

解答」は、「義務はない」。
養育費の明細は、法的には渡す義務はありません」とのこと

石渡弁護士の見解:
受け取った養育費を何に使うかは、基本的に親権者の自由です。養育費として使い切っていなくても、特に問題はありません

 これが養育費について、一番理解し難いこと。
 養育費を支払う側は支払う義務を厳重に背負わされるのに、養育費を貰う側は何の義務も背負わされない
「養育費」と、いかにも子供の為であるかのようであるが、実際には元妻の「生活費」や「お小遣い」に成り下がってしまっている。
 払う側からすれば、「なぜ離婚した後にも尚元妻を養わなければならないのか」ということになる。
 養育費の不払いの問題が起こっているのも、こういったことが起因していると思われる。
 法は、こういった不公平感をなくす為にも、払う側に義務を負わせるだけでなく、貰う側にも何らかの義務を負わせるようにするべきではないか。

 ただ、現実には養育費を貰えない離婚は多いらしい。
 あるいは、養育費を貰ってはいるが、到底足りない、といった例も多いようである。
 しかし、親権を得た以上、その程度の覚悟はすべきだろう。
 そこまで経済的に苦しいなら、親権を放棄すればいいのである。

瓦版さんの意見:
現行法上、そういう法律がない以上、どうしようもないのかもしれませんが、僕も津村さんが仰るように養育費を貰う側は払う側に対して明細を見せる義務はあってもいいんじゃないかと思います。と言うのも養育費を散々せびっておいて、貰う側がその養育費を養育費とは全然関係ない(例:元妻or元夫が(その90%以上は元妻だと思いますが…。)受け取った養育費で博打をしたり、高級外車や高額なジュエリーや洋服等を購入する等。)用途に使われたとなれば、養育費を支給している側からすれば堪ったもんじゃないでしょうからね。前述のように、現行法上、そういう義務がないので養育費を支給している側は残念ながら泣き寝入るしかありませんが、早い内にこういう悪質な行為を取り締まる法律を整備してほしいものだと僕は熟思っている次第です。

 番組でこういった疑問を言及しなかったのはとにかく残念。
 それとも、弁護士らは全く疑問に思っていないのか。(^~^;)

枯山孝さんの意見:
しかし今回の養育費と言う問題は非常に深刻です…。 法律で厳格に決まっている事だから仕方がないとは言え、 2003年1月19日第3トラブル、2004年4月25日第4トラブルなどの過去のトラブルを見ても、 この養育費と言うのは一切容赦のない判定を下される事が殆どです。 (特に2003年月19日第3トラブルはあまりの酷さに数日間胸が悪かった覚えがあります) この番組の各弁護士はよく『養育費は子供の権利』と言う趣旨の発言をされますが、 皆様のご指摘通り、これでは『元配偶者の権利』ではないかと言われても仕方がないのでは?とよく思います。 さて、この件ですが、養育費を支払う側に出来る対策があるとしたら、 養育費を子供に直接手渡しするか、子供に銀行口座を作らせてそこに養育費を振り込むように 取り決めするぐらいですかね… (もちろんこの方法にも強いリスクはあります。子供の年齢・人間性によっては 元妻以上に酷い無駄遣いをされる恐れがあります。 それでもまだ別れた妻OR夫に無駄遣いをされるぐらいなら相当マシかな、と個人的には思います)

 養育費を子供に直接渡す、というのはいいようではあるが……。
 母親が「子供の後見人は自分。だから自分が使う権利がある」と言い張って結局母親が使い込んでしまう可能性が高い。
 そもそも、母親がこんな条件を呑むとは思えないし。(^~^;)

まにさの意見:
さて、本件ですが、津村さん、瓦版さん、枯山孝さんのお気持ちももちろん分かるのですが、 子供を養育していく上でお金がかかるのは事実。 「それを逐一報告するのは大変」といった理由から、親権を持つ者にそこまでの義務は発生しないのでは? …と解釈してみたのですが…いかがでしょう? とはいえ、たとえば「塾に通わせる」「習い事をさせる」「子供が入院した」などと偽って 養育費を多く受け取ろうとした場合は、もちろん罪になると思いますが…。 (そもそも養育費の多くは食費だと思いますので)

「内訳について逐一報告するのは大変」というなら、最初から貰わないのが常識なのだが……。
「面倒なことは一切しない。でも金は貰う」は単なるわがままだろう。(^~^;)

comettさんの意見:
津村さんが以前指摘されていた通り、養育費とは「子供のために使う」と明確に使い道が定められたお金であり、元妻が親権を盾に好き勝手に手を出していいお金ではありません。元妻が自由に使っていいのは元妻個人に支払われた慰謝料だけです。養育費と慰謝料は目的・役割が全く違うお金であり、それを無視すれば養育費本来の性質が失われかねません。 病気や事故など、子供のために急にたくさんのお金が必要になったときに養育費を無駄遣いしてしまってもうない、なんていうのでは困るのです。養育費を払う元夫からすれば、一方的にお金だけ払わされて、その使い方について何も問えないなんておかしいと思うのは当たり前でしょう。「金は出せ!口は出すな!」なんていうのは元妻の勝手なエゴでしかありません

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