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行列のできる法律相談所:ママ友を訴えてやる?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:ママ友を訴えてやる?!

ママ友を訴えてやる?!

 女性Aは、自分と同じ主婦数人と共に、いわゆる「ママ友サークル」に属していた。
 が、女性Aは、些細な事でママ友らの反発を買ってしまい、無視されるようになってしまう。
 それどころか、連絡網を通じて幼稚園の休園が伝わって来ない、子供が虐めを受ける、等の被害を受けるように。
 堪りかねた女性Aは、ママ友サークルを訴える事に。
 慰謝料をいくら取れるのか?

北村弁護士の見解:20万円
子供達が貧乏コールをしていたでしょう。親が周りにいて、自分の子どもに対して止めてませんよね。という事は、親の行為なんですよねこれは。ちなみにですね、今都内のある小学校では、保護者間の会合とかSNSのアドレス交換であるとか、ママ友の交流を禁止している、という書類を入学式に配布している小学校すらあります。それだけの必要性が出てくるくらい、社会問題化していると考えて良いと思います

大渕弁護士の見解:15万円
やっぱり連絡が回って来なくなる、これが一番大きな問題で、そうすると大事なイベントとか会合にも参加出来なくなりますし、コミュニティーの中で活動する事が非常に困難になって、もう精神的にも追い詰められますので、15万円、という数字にしました

本村弁護士の見解:30万円
これはひどいと思いますよ。非常に陰湿ないじめだと思います。集団で無視をする、連絡網を回さない、そして貧乏呼ばわりですよ。人格権侵害の不法行為が成立すると思います。これは最低30万円! 5万円なんて信じられないです!モラルの問題じゃないんですよ!

 北村弁護士・大渕弁護士の見解は、現在社会の問題をきちんと指摘している。
 本村弁護士の見解は、感情が入り過ぎている感がなくもない。

菊池弁護士の見解:5万円
私の5万円は、ほとんど取れない、せいぜい5万円と理解して下さい。というのは、人間誰しも、好きな人も嫌いな人もいます。派閥や集団ができる、これは社会にとって避けがたい事です。で、法律はそこまで介入はできません。それは、我々の道徳に任されている範囲です。当事者に任せるべきです
 本村弁護士の見解に対して:
そうすると、みんな学校では『貧乏!貧乏!』『30万円!』『ハゲ!』『50万円!』みんなこうですよ

 菊池弁護士の見解は、これは完全に人付き合いの問題で、それに裁判所が介入するのはおかしい、という事らしい。
 確かに、単にママ本人が仲間外れにされる程度なら裁判所が介入するのは難しい。
 ただ、今回のケースでは幼稚園の休園日が伝わって来ない、子供が虐められている等、実害が出ているので、慰謝料が発生するのは当然と言える。

 ママ友の交流を禁止している小学校や幼稚園が実際にあるのも、こういうトラブルが多発しているからだという。
 学校や幼稚園が、本来なら口を出す権限がない筈の親同士の交流についてまで言及しなければならないのは、かなり大きな社会問題に発展しているという事になる。
 そもそも主婦同士の付き合いにおいて、夫の稼ぎ(妻本人の稼ぎではない)で序列が出来上がる、というのはおかしい。
 何事においても群れたがり、格付けしたがる日本ならではの馬鹿馬鹿しい現象である。
 今回のケースも、仲間外れの発端が旅行の土産を買って来なかったという、実に子供じみた理由だし。そんなので悩むくらいなら、近所付き合いを避けた方が良い、と考える層が増えるのも当たり前。(^~^;)




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