SSブログ

行列のできる法律相談所:校則違反の生徒を丸刈りにさせるのは体罰か?! [行列のできる法律相談所]

1. 行列のできる法律相談所:校則違反の生徒を丸刈りにさせるのは体罰か?!

校則違反の生徒を丸刈りにさせるのは体罰か?!

 ある学校で、生徒が髪を染めて登校。
 当然ながら、校則違反。
 教師はその生徒を職員室へ連れて行き、これまで何度も注意してきたのだから、今直ぐ丸坊主にしろ、と迫る。
 戸惑う生徒の前に、教師はバリカンを置く。
 生徒は、仕方なく自身の手で丸坊主になった。
 教師が無理やり押さえ付けて坊主にした訳ではないが、校則違反の生徒を自分で坊主にさせる行為は体罰になるのか?

北村弁護士の見解:体罰になる
これは体罰ですね。体罰の定義を言いますと『何かに対する撥である』、『強制である』、『肉体的苦痛をもっぱら与える事を目的とした行為である』という事ですね。この場合何かと言うと、校則違反に対する罰ですね、ペナルティですね。で、強制かどうか。『そこでもう直ぐに丸坊主になれ』と言っていますね、バリカンまで出して。これ強制でないとはちょっと厳しいですね。先生っていうのは基本的には絶対権力者ですから。これはまぁ強制である事は間違いない
 中山秀征の「でも、自分で切らせる状態ですよね。」という質問に対して:
そこはだから強制かどうかっていう事ですね。精神的にどこまで追い込んでさせたのか、ってゆー事になってきますもんね。これは肉体的苦痛に準ずるものだろうなと。という事自体体罰である事は間違いないと思います

 元高校球児で、スポ根の影響を受けている筈の北村弁護士が、この見解を出したのは意外。
 といっても、スポーツとは無関係の状況だから「体罰だ」との見解になっただけで、これがスポーツが絡んだものだったら、「これくらい当たり前。体罰か否かを論じるのもおかしい」という見解になっていた感じ。
 教師が強制的にやらせたら体罰、というのなら、宿題をやらせるのも、生徒が「やりたくない」と感じていたら体罰になってしまいそうだが。(^~^;)

菊池弁護士の見解:体罰になる
例えば髪の毛切られてもそんな痛くないですよね。やっぱり、自分を形作るものを、それを半ば強制して形を変えさせられるというのは、これはもう体罰に匹敵するもの

 菊池弁護士に関しては、何を言いたいのかよく分からない。
 本人の頭髪の事情があれだから、「自分だったらそういう事を強制されたら嫌だ」という事だけの感じ。(^~^;)

大渕弁護士の見解:体罰にならない
押さえ付けて先生が剃るとか刈るというものだったら体罰なるんですけども、違反を繰り返している生徒に対して反省を促す為に、先生が『良く考えてみろ』という風に言っているので、これを体罰というのはちょっと言い過ぎではないかと思います

 大渕弁護士がこうした見解を出すのは意外だが……。
 実際に押さえ付けて刈ってはいないが、教師が生徒に対しバリカンを突き付けて「刈れ」と命じるのは、押さえ付けて刈るのとほぼ同じ行為と思われる。(^~^;)

本村弁護士の見解:体罰にならない
髪の毛を切ると、これは『身体に対する』攻撃にはなるかも知れませんが、少なくとも肉体的苦痛を伴うものではありませんから。もし、先生が丸坊主して来いと言って、ちゃんと美容院に行って丸坊主にして、シャンプーもしてもらい綺麗にしてきましたと、これは体罰とは言えない訳ですね。要は穏便な方法で丸坊主にさせること自体は体罰の問題ではない、という事なのですよ

 本村弁護士の見解は、争点を全く理解していない感じ。

 今回のケースにおいては、生徒の言い分が弱い、と言わざるを得ない。
 VTRによると、生徒は教師から髪について何度も注意されていたので、頭髪に関する校則は知っていた筈。にも拘らず髪をわざわざ染めて登校したのだから、「さあ、制裁を加えて下さい」と懇願しているのも同然。
 教師は、その懇願に応えた、と言える。

 問題なのは、髪を刈らせるのが体罰か否か、というより、その手の校則自体が有効であるべきか否かだろう。
「個性を伸ばすべき」「個性を磨こう」とやら叫ばれている一方で、こうしたつまらぬ校則で個性を殺す。
 そもそも髪型を揃えたり、制服の着用を義務付けたりするのは、個性が際立っては困る軍隊から生まれた風習(近代の軍隊は集団で行動するのが必至なので、勝手な個人プレイは必要ないどころか、危険でもある)。
 何故日本はあれだけ反戦を訴え、軍隊に対し反発を抱いておきながら、子供に軍隊の風習を押し付ける事を未だに良しとするのか。(^~^;)





nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 2

コメント 4

瓦版

体罰にはならないと思います。生徒が嫌がったにも拘らずに教員がそういう生徒の頭を無理矢理頭を押さえ付けて強制的にバリカンで髪を刈ったとなれば、言うまでもなく体罰になりますけれども、今回の場合、教員が生徒に直接手を下したわけではなく、生徒が自分の自由意志で髪を刈ったため、これは体罰になりえません。仮に先生に「自分の頭髪を刈れ!」と言われたととしても、この場合、生徒側は断る余地はあるため、これは自分の自由意志で自分の頭髪を刈ったものであると見做すのが普通であるが故、本件は体罰と評価することは出来ません!

まぁ、僕も社会人人生も2年目に突入しましたけれども、僕の性格上、結構同僚には敵がやや多いです。そんな僕も流石に1年目は先輩質がやっていることでおかしいと思うに対して物申すようなことは出来なかったですけれども、4月に入り、社会人2年目に突入したこともあり、仕事中に只管お喋りし捲り、その挙句にミスまで犯してきた同僚の先輩の悪行に本気でブチギレてやりました!「〇〇をやっている時のあの私語は何だ!!おまけにミスまで犯すとは一体どんな心構えで仕事臨んでいるんだ!!」と言った感じでね。ただミスをしただけなら僕だってこんなにキレないですけれども、お喋りしながら仕事をして、その挙句にミスまで犯されるとなるといくら僕が勤務している部署の中では下っ端であろうと、流石にブチギレますよ!何時までも学生気分が全く抜けずにお友達気分で仕事に臨んでいるようでは困りますからね。僕からすれば、今の職場でこんな状態で後輩を迎えることになったら、恥ずかしくて転職している可能性すらありますよ。まぁ、他職種で他部署で勤務している同期の連中とは仲良く月1のペースで飲みに行ったりとかはして、先輩達のおかしいことを暴露し合っていますけれどもね。再来月は同期のメンバーで旅行に行く計画も立てています。因みに僕がこっ酷く怒鳴り付けた相手の先輩は僕の叱責が余程キツかったのか、号泣していたらしいですけれども、僕としては人として当然のことが出来ていないことを叱ったまでのことであり、自分が先輩に大目玉を食らわせたことは全然悪かったとは思っていません。寧ろ、逆にあれぐらいやって正解だった、或いはそれでもまだ全く足りないと思っているくらいです!まぁ、上司には相談せず、直接僕がその相手に手を下したため、後で上司に袋叩きにされる羽目には遭いましたけれども、上っ面だけ謝罪しつつ、心の中では「お前は自分が言っていることを理解しているのか?俺が悪いことをした相手を叱ることの何が悪いんだ?俺が叱った相手に気を遣うということはお前らも同罪だということだぞ。」とでもボヤきながら大爆笑していた自分がいましたね。まぁ、僕は間違っていることを主張しているつもりは全然ないですから、後ろめたさも全く感じていません。一度先輩の悪行をこっ酷く叱り飛ばすことが出来てスカッとしましたよ!まぁ、それで僕を煙たく思うならこっちのモン!僕はハートやメンタルが非常に強いですから、僕を屈服させようものなら何時何処からでも掛かって来やがれといったところですね。まぁ、そんな僕の近況報告も兼ねて本件は「体罰にならない」という見解を出させていただきたく思います!
by 瓦版 (2013-04-17 01:38) 

tsumutak

コメントありがとうございます。
仕事も健康を害さない程度に頑張って下さい。(^~^ )
by tsumutak (2013-04-17 09:52) 

瓦版

こちらこそお気遣いの言葉を有難う御座います。

僕の理想は津村さんのように「自分の考えを確りと持ち、それに見合った言動や行動をする人になる」ことです。前々から申し上げている通り、津村さんは僕にとって人生の師範です!これからも何卒御指導・御鞭撻の程宜しくお願いします。
by 瓦版 (2013-04-18 17:44) 

お名前(必須)

個性のためには学校という小さな社会のルール(校則)は守らなくてもいいという考えでしょうか?
ピアス、飲酒、喫煙、深夜徘徊などいいだしたらきりがないですね。でも個性だからいいんですよね?
素敵な世の中になりそうですね。
by お名前(必須) (2015-12-14 10:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0